車を買いたいけどお金がないという時に、選択肢に入ってくるのが「中古車」ですよね。
新車よりも格安で車が手に入るので、中古車のニーズは依然として高いです。
しかし、中古であるがゆえに同じ状態の車両は他に存在せず、自分が求めているクルマを探すのにはコツが必要となります。
新車だったらグレードや色、オプションなどを好きに選択できますが、中古車だとそういうわけにはいきません。
- 欲しい車種が見つけられない
- 黒色が欲しいけど白しか置いていなかった
- 下位グレードしか見つからない
- 走行距離が多いので故障が心配
このような問題があって、なかなか中古車を購入できな人が多いです。
中古車市場には数百万台の車両が流通していますが、その中で自分の条件に合うものは一握りしかありません。
数カ月かかっても見つけられないこともあるので、中古車の探し方には工夫が必要になりますね。
ここでは、中古車の探し方のコツについて紹介をします。
まずは欲しい車種を絞り込んでいく
中古車探しをする前に、まず欲しい車種を決めないといけません。
漠然と見た目などで決める人が多いですが、ちゃんと用途に合った車でないと購入後に不都合が出てくることがあります。
自分のライフスタイルなどを考えて、どんなタイプの車が必要なのかを考えましょう。
大人数で乗ることが多いならミニバン・軽トールワゴン
家族連れや送迎車などとして使う場合には、ミニバンやトールタイプの軽自動車が良いでしょう。
スライドドアで乗降しやすいですし、ミニバンなら8人まで乗ることができます。
車内が広いですから荷物も大量に載せることができ、家族旅行などでも問題なく使用することができますね。
また、最近ではトールタイプの軽自動車も人気で、ホンダのNBOXは新車販売ランキングで1位となっています。
軽自動車とは思えないほど室内が広くて天井も高いため、4人家族であっても窮屈さを感じることは無いでしょう。
走行性能を重視するならセダン
最近はあまり主流ではなくなっていますが、高い走行性能や静寂性を求めるならセダンタイプが良いですね。
重心が低くて空力性能に優れているので、高速道路などでも安定して走行することができます。
また、居住空間とトランクが分離しているため、走行中でもロードノイズが少ないのが特徴です。
落ち着いて運転をしたいのなら、セダンを選んでおけば間違いありません。
買い物や通学などのチョイ乗りならコンパクトカーや軽自動車
日常の足として短距離がメインの使い方なら、コンパクトカーや軽自動車がおススメだと思います。
小回りが利くので細い路地にもスイスイ入っていけますし、スーパーの狭い駐車場でもスムーズに車庫入れすることができるでしょう。
また、何といっても維持費が安いのが特徴で、軽自動車なら税金関係が半額以下となります。
かなり経済的ですから、セカンドカーとしても人気が高いです。
見た目のスタイル重視ならSUVやクーペ
世界的にブームとなっているのが、SUVですね。
あまりにも人気なので、ランボルギーニやマセラティなどのスポーツメーカーからも投入されています。
ラグジュアリーさを重視したタイプから、コンパクトSUV、本格的なクロスカントリーまで、色々なジャンルがありますね。
一方、日本では台数が少ないですが、クーペスタイルもカッコいいです。
2ドアなのでスタイリッシュに見えますし、走行性能も高いのでスポーツタイプの車種が多いですね。
人の好みもありますが、SUVとクーペはオシャレなタイプだといえるでしょう。
ポイントとしては、1つの車種に絞らないことですね。
複数のメーカーで類似車種がありますから、いくつかの候補を持っておくと選びやすくなりますよ。
たとえば、ミニバンが欲しいと思ったなら、ボクシー(トヨタ)、セレナ(日産)、ステップワゴン(ホンダ)などの候補を洗い出しておきます。
この3つの車種で同時に探すようにすれば、その中で状態の良い車両を見つけやすくなるわけです。
1車種だけだと気に入った個体が出てくるか分かりませんから、複数の車種で同時に探すことをおススメします。
良質な中古車を見分けるための基準
10万km以上でも問題はない
自動車の寿命として語られることが多いのが、「10万km」という走行距離ですよね。
10万kmを超えるとエンジンがダメになるので、その車は寿命であると昔から言われています。
実際、中古車市場でも、走行距離が10万kmを超えると一気に価格が下がる傾向にあります。
トヨタのヴィッツを例にとると、以下の通りです。
車種 | 年式 | 走行距離 | 中古価格 |
---|---|---|---|
ヴィッツ 1.5 RS | 2011年 | 4.7万km | 96.8万円 |
11万km | 59.4万円 |
グレードと年式が同じなのに、走行距離が違うだけで40%も安くなっています。
「10万km寿命説」が一般に広がっているため、10万km以上だと人気が落ちて価格も下がってくるわけです。
でも、車の性能に関しては、10万kmを超えていても問題ありません。
消耗品の交換などの簡単なメンテナンスをすれば、大きな故障もなく走り続けることができますよ。
実際、日本車は品質が高いために、10万km以上でも海外では人気がありますね。
ロシアやミャンマー、アラブなどでは、30万kmを軽く超えた日本車が現役で走っています。
なので、走行距離にとらわれず、全体的な印象で中古車を選ぶということが大切です。
年式も過剰に気にする必要はない
走行距離と同じように、年式に関しても性能に大きな影響は与えません。
たしかに、経年による劣化があるので、古い車ほどダメージが蓄積しやすいです。
ただ、それ以上に運転の仕方や保管方法が重要ですね。
大切に乗られたクルマであれば、10年以上経過しても良好な状態を持つことができるはずです。
しかし、急加速や急ブレーキを繰り返すような荒っぽい運転をした車だと、数年で足回りにガタが来る可能性があります。
駐車場に関しても、屋根付きなのか野ざらしなのかで変わってくるでしょう。
その車の状態を見て決めるべきなので、年式を判断基準とするのは止めた方が良いですね。
ただ、欲しいグレードや型式が決まっているのなら、年式で絞り込むことは重要です。
車は数年おきにモデルチェンジするので、外観や内装などが変わってしまいます。
そういったこだわりが無ければ、年式に関しては気にしないでください。
保証が付いているかどうか
販売店によっては、半年~1年程度の保証を付けていることがあります。
保証期間中の故障に関しては無料で修理してもらうことができるので、中古車であっても安心ですね。
保証を付けるのは簡単に壊れない自信があるからで、ちゃんとメンテナンスをしているという証拠でもあります。
目当ての車両を見つけたら、保証が付いているかも確認してください。
それだけ料金は高くなってしまいますが、余計なトラブルを防ぐためにも保証付きの車を選ぶことをおススメします。
中古車の探し方はいっぱいある!それぞれのメリット・デメリット
中古車を探す方法としては、カーセンサーやGooなどのネットを使うのが主流になっていますよね。
手軽に検索できるのがメリットですが、実際に店舗へ足を運んだ時には売り切れているといったことが多いです。
やはり、全国から閲覧できるので、条件の良い車両はすぐに売れてしまいます。
早い者勝ちの世界ですから、そこで目当ての車をゲットするのは簡単ではありません。
実は、ネット上にある中古車情報はほんの一部しかなく、大多数の情報はそれ以外のところにあるんです。
そういった情報を手に入れることで、良質な中古車を見つけることができますよ。
主な中古車の探し方としては、以下の方法があります。
- 中古車検索サービスを使う
- ディーラーの下取り車を狙う
- 地元の中古車販売店へ行く
- 買い取り専門店から横流ししてもらう
- ネットオークションで個人間取引をする
- オークション代行業者を利用する
中古車検索サービスを使う
先述したように、最もメジャーな中古車の探し方でしょう。
「カーセンサー」や「Goo」などのサイトから、条件を指定して中古車を検索することができます。
全国の情報を気軽に検索できるので、大体の中古車相場や流通台数を調べることが可能ですね。
諸経費込みの総額が表示されていますから、どれくらいの金額が必要なのかも予想を付けることができるでしょう。
ただ、利用者が多いために、人気車種だと早々に売れてしまうことが多いです。
良い車両を見つけたら、すぐに見積り問い合わせを行ってください。
スピード勝負となるので、フットワークの軽さが重要になってきます。
他にも中古車の探し方はあるので、あくまでも情報収集として使うのが良いかもしれません。
まずは、自分の欲しい車種を検索してみてください。
ディーラーの下取り車を狙う
あまり知られていませんが、ディーラーでも中古車を扱っています。
車の買い替え時に下取りとして引き取った車両を、中古車として販売しているんですね。
ディーラーは顧客と何年も関係性を築いているので、オーナーの身元がハッキリした車ばかりです。
定期的にメンテナンスをしている車、ワンオーナー車など、一般的な中古車販売店よりも品質が高くなっています。
保証内容も充実しているので、購入後のアフターフォローも安心です。
ネットでも公開していない車両が多いですから、ディーラーに問い合わせてみると良いでしょう。
ただ、しっかりしている分、値段もそれなりに高くなります。
安心を買うという面では優れていますが、できるだけ安く買いたい人には向いていないといえますね。
そして、そのメーカーの車両が中心のため、他のライバル車と見比べることができません。
明確に車種を絞り込んでいないときには、複数のディーラーを回るといった手間が必要です。
地元の中古車販売店へ行く
国道沿いなどで車を展示しているお店がありますが、これが中古車販売店です。
色々なメーカーの車を一度に見れるので、同クラスのライバル車を比較するときに便利ですね。
実際の乗り心地や内装の質感などは、実車を見ないと分かりません。
自分に合った車種を見つけるためには、中古車販売店へ行くのが最も効率が良いです。
こういったお店は、カーセンサーやGooにも車両を掲載していますが、仕入れたばかりでまだ掲載していない車両があったりします。
上手くタイミングが合えば、良質な中古車が見つかるかもしれませんよ。
買い取り専門店から横流ししてもらう
ガリバーやラビットなどの車の買い取り専門店では、実は車両の販売も行っています。
基本的に、買取した車はオークションに流すのですが、在庫として置いておいて販売することもあるんですね。
中間業者を挟まないために、割安で中古車を購入できることがあります。
また、ネット上にも掲載されていない車両ばかりのため、かなりの掘り出し物が見つかるかもしれません。
欲しいクルマの条件を伝えれば、全国の在庫の中から条件に合う中古車を探してくれるサービスもあります。
高品質の中古車を見つけるために、ぜひ使うべきですよ。
ネットオークションで個人間取引をする
ヤフオクやメルカリなどのネットオークションでは、中古車も販売されています。
個人間の取引となるので、最も安く中古車を手に入れることができる方法ですね。
でも、慣れている人でないと、トラブルになる可能性が高いです。
無整備で現状渡しが基本ですし、保証が付いていないので購入後のトラブルは自分で対処しないといけません。
後で調べたら事故車だったということもあるので、神経質な人は避けた方が無難でしょう。
オークション代行業者を利用する
安く中古車を手に入れる方法としては、オークション代行業者を利用する方法があります。
業者間オークションで、希望の車種を探してもらうという方法ですね。
中古車が流通する業者オークションは、中古車販売に携わる人間しか入ることができません。
だから、代行業者にお願いをして、オークションで中古車を探してきてもらうわけです。
実は、これが最もおススメの中古車の探し方です。
オークションには市場に出回る前の中古車が出品されますし、一般人が見れない非公開情報なので掘り出し物の中古車が見つかります。
プロのバイヤーが条件に合った車を探してくれて、車両状態などもチェックしてくれるのでハズレがありません。
全てをプロに任せることができるので、わざわざ自分で店を回って探し回る必要が無いわけです。
良質な中古車を手に入れるには、オークション代行がベストな選択ですね。
そこでおススメなのが、「ズバット車販売」というサービスです。
ネット上で車の条件を指定すれば、それに見合った中古車を探してきてくれます。
新品同様の未使用車(新古車)から改造車(カスタムカー)まで対応しているので、どんな車であっても見つけることができるでしょう。
気に入らなければ返品可能ですし、最長で10年の保証を付けることもできます。
車を買うのが初めてで何も分からない人でも、プロに選んでもらえば失敗を防ぐことができますよ。
手数料は無料なので、ぜひ使ってみてください。
以上、良質な中古車の探し方について解説をしました。
状態の良い中古車は早い者勝ちなので、どうやって情報を集めるかが非常に大切となります。
普通の人が得られない情報を集めることができれば、満足のいく中古車を購入することができるでしょう。