高額なスーパーカーとしては、フェラーリやランボルギーニなどが有名ですよね。数千万円の価格がしますから、庶民にはとても手が出ない代物です。しかし先日、驚くような値段で取引されたクルマがあります。
1975年製のランボルギーニ・カウンタックLP400が、オークションによって120万ドル(約1億2,000万円)で落札されました。1億越えって、スゴイですよね(@_@;)
ブルー・タヒチのボディカラーで、内装もレザー張りでシミ一つないようです。また、走行距離も1万マイル(約1万6,000キロ)しかないので、かなり極上のコンディションとなっています。カウンタックは平均で2000~3000万円で取引されているので、1億を超える価格はそれだけ状態が良いということですね。
一般人からすると、ついていけない世界です。。。しかし、世界にはもっと高額で落札されているクルマが存在しています!1億どころじゃないので、見たら驚くかもしれません。
ここでは、自動車の高額落札ランキングを紹介します。
目次
世界の高額落札車トップ5
第1位 フェラーリ250GTO(51億円)
アメリカのコレクターであるポール・パッパラルド氏が所有していた、1963年製のフェラーリ250GTOです。世界でもファンが多い名車となっており、2004年のトップスポーツカーランキングでは1位を獲得しました。
ここで落札された車両は、レーサーのジャン・グーシェ氏が1963年のツール・ド・フランス・オートモービルで優勝した時に乗っていたものです。1962年から1963年に36台しか生産されていないので、大変貴重な車種となっています。
落札者の名前は、いまだに発表されていません。
第2位 フェラーリ250TR(40億7,200万円)
1957年製のフェラーリ250TRで、レストアされていないフルオリジナルです。英国でのクラシックカー売買の歴史では、史上最高額となったクルマとなります。
シャシーナンバーは「0704」で、レーシングドライバーのフィル・ヒルとピーター・コリンズが、1958年のル・マン24時間レースで優勝しました。また、生産台数が34台しかない希少性から、高額で落札されました。
こちらも、購入者は公表されていません。
第3位 ブガッティ・タイプ57SC アトランティーク(32億7,000万円)
ブガッティが1934~1940年に生産していたクラシックカーで、第二次世界大戦前のクルマでは世界で最も美しいと称賛されています。溶接を一切使わずにリベット止めで作られており、継ぎ目のあるデザインが特徴となっています。
世界に3台現存しており、その1台はデザイナーのラルフ・ローレンが所有しているそうです。3,257ccの直列8気筒エンジンを搭載しており、最高速度は200km/hに達します。2011年に落札されて、当時の世界最高額のクルマでした。
第4位 メルセデス・ベンツW196R(29億5,870万円)
メルセデス・ベンツが、1954~1955年のF1世界選手権で使用したクルマです。レーシングドライバーのファン・マヌエル・ファンジオが運転して、2年連続でドライバーズチャンピオンを獲得しました。
2.5Lの8気筒エンジンを搭載しており、最高出力は290馬力に達しました。当時としては圧倒的な性能を誇っており、ライバルを圧倒した名車となっています。
第5位 フェラーリ 275GTB/4*S N.A.R.T. Spider(26億8,300万円)
アメリカのカリフォルニア州で出品されましたが、当初は15億円くらいが落札予想でした。しかし、スタート直後に価格が高騰して、最終的には27億円に迫る価格となりました。
高値を付けた理由としては、世界に10台しかない超希少なクルマだったことと、ワンオーナーでコンディションが良かったなどの理由があります。落札者は、トミーヒルフィガーの大株主であるローレンス・ストロール氏です。
以上、高額で落札された自動車を紹介しました。数十億のクルマなんて、怖くて乗れませんよね。。一度で良いから、実際に見てみたいものです。