免許を取ったばかりで初めて車を買うなら、軽自動車を選ぶ人が多いでしょう。
小さくて扱いやすく維持費も安いため、中古の軽自動車は初心者に最適な車だといえますね。
でも、車についての知識がないと、何を買えばいいのかが分からないと思います。
- いくらくらいが標準の値段なのか
- 年式は何年くらいのものが良いのか
- 走行性能を考えると普通車の方が良いかも
- そもそも何を基準に選んだらいいのか分からない
など、中古の軽自動車を買うにあたっては、色々な悩みがあるでしょう。
中古車というのはコンディションに差があるので、変なものを買うと購入後に故障を繰り返すかもしれません。
安い中古車を買ったとしても、結局は修理代が高額になったりするんですね。
なので、中古の軽自動車を購入するときには、明確な基準をもって最適な一台を選ぶ必要があります。
このページでは、初心者でも良質な中古車を見分けるための方法を紹介します。
初めて車を買う人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
自分に合った軽自動車の車種を見極める方法
車について興味が無ければ、「そもそもどんなタイプの軽自動車を選べばいいの?」という疑問が湧いてきますよね。
軽自動車といっても、ハッチバック、トールワゴン、1BOXなど色々なタイプがあるわけです。
安いという基準だけで選んでしまうと、自分の使用用途に合わずに失敗してしまうかもしれません。
なので、自分のライススタイルに合った車種を選択しましょう。
軽自動車を選ぶときのポイントは、以下の通りです。
車を使うシチュエーションを考える
まずは、どんな状況で車を使うのかを考えるようにしましょう。
毎日乗るのか、週末しか使わないのか、複数人で乗ることが多いのかなど、それによって必要なタイプも変わってきます。
通勤や通学などの移動でしか使わないなら、オーソドックスなハッチバック型で十分なはずです。
買い物などで荷物を積むのなら、トールワゴンタイプが良いでしょう。
また、子供の送り迎えやレジャーで使用するなら、室内空間の広い1BOX型にしておくのが無難だと思います。
車が必要になったキッカケを思い出して、どんな用途で使うのかを明確にしてください。
そうすれば、自然と最適な自動車のタイプは導き出されるはずです。
使える予算を決定する
欲しいタイプが決まったら、次に予算を設定しましょう。
中古車の価格は需要によって変動するので、人気車種ほど価格も高くなります。
たとえば、ホンダのN-BOXやスズキのハスラーなどは、中古であっても新車と変わらない値段で売られていることが多いです。
一方、型落ちや絶版車種であれば、人気が無いので格安で購入することができます。
おおよその予算が決まれば、それによって買える車種も絞り込まれていきますね。
自分の経済状況を考えて、出せる金額を明確にしてください。
求める条件の優先順位を決める
中古車は新車と違って、コンディションに差があります。
状態が良いものほど高額となるので、予算を考えると妥協しないといけないことが出てくるはずです。
全てを満たすことはできませんから、求める条件に優先順位を付けるようにしてください。
- グレード
- ボディカラー
- 年式
- 走行距離
- 燃費
- 傷や汚れ
絶対に譲れない条件を決めてしまえば、他の条件は妥協しても良いことになります。
たとえば、「絶対に4WDが欲しい」と決めたら、年式が古くても多少の汚れがあっても我慢することができるでしょう。
低燃費を優先するのなら、グレードやボディカラーなどは何でも良いはずです。
何かが足りないのが中古車なので、何でも求めようとはしないでください。
質の高い軽自動車の選び方について
まず初めに、中古の軽自動車は当たり外れが大きいです。
そもそも、軽自動車はセカンドカーとして買う人が多いですし、主婦などの車に興味がない人が使用するので基本的なメンテナンスをしていないことがあります。
何の手入れもせずに乗り回された車両は、中古車として購入後に問題が発生することが多いです。
そういった中古車を選ばないように、ちゃんと質を見極めなくてはいけません。
以下に、中古軽自動車を見分けるためのポイントを紹介します。
- 走行距離は年間1万kmを基準に考える
- 実際に乗ってみて不具合が無いかをチェックする
- 記録簿の有無を確認する
走行距離は年間1万kmを基準に考える
中古車を選ぶ時に最も気になるのは、走行距離についてだと思います。
10万kmを超えると寿命だと言われますし、あまり距離が多くなっているものは不安に感じますよね。
結論から言うと、走行距離は気にしなくて構いません。
最近の車は耐久性が高まっているので、軽自動車であっても10万km以上は余裕で走ることができます。
走行距離の目安としては、年間1万kmということですね。
たとえば、3年落ちの車両なら3万km以下、10年落ちの車両なら10万kmくらいなら妥当だといえるでしょう。
つまり、15年落ちの車両であれば、15万kmほど走っていても問題ないということです。
年間1万kmペースなら無理な乗り方はしていないでしょうし、ちゃんとメンテナンスをしていれば大きな故障の心配もありません。
走行距離だけで判断するのではなく、年式とのバランスで判断してください。
実際に乗ってみて不具合が無いかをチェックする
ネットで中古車を検索して良い車両が見つかっても、すぐに契約はしないでください。
必ず実車に触れてみて、問題が無いかをチェックする必要がありますね。
たとえば、パソコンのディスプレイで見た時と実際に見た時とでは、車体の色合いが微妙に異なっています。
細かな傷や汚れが見つかるかもしれません。
そして、座席に座ってみて乗り心地を確認することも大切です。
シートが硬すぎたり狭すぎると、長時間の運転で疲れが溜まってしまいます。
あとは、車内の汚れや臭いなども重要ですね。
タバコやペットの臭いが染みついていることがあるので、そういったものは実物を見ないと分からないでしょう。
できれば、試乗をして実際に運転することをおススメします。
エンジンを掛ければ異音の有無を確認できますし、走行することで足回りの状態も分かるはずです。
難しい事が分からなければ、乗ってみて違和感が無ければ問題ありません。
記録簿の有無を確認する
状態の良い車両を選ぶなら、記録簿があるものを選んだ方が良いです。
記録簿とは、法定点検(24ヵ月点検や12ヵ月点検)の際の内容を記録した手帳のことで、過去の整備記録が分かる書類となります。
これが無いと、メンテナンスをしていなかったり、無認可の工場で整備・点検を行っている可能性がありますね。
記録簿が無いと不良品ということではありませんが、できるなら記録簿がある車両を選んだ方が安心です。
なので、中古車販売店に記録簿の有無は必ず確認してください。
軽自動車の中古車を購入するときの注意点
予算や状態などでピッタリ希望に合う軽自動車を見つけたとしても、すぐに契約するのは待ってください。
車両価格が安くても諸費用を含めると高額になるかもしれませんし、隠れた不具合などがあるかもしれません。
悪質な販売店だと故意に隠ぺいしたりするので、焦って契約しないようにしましょう。
注意点としては、以下のようになりますね。
- 諸費用も含めた支払い総額をチェックする
- 納車前の点検・整備の内容を確認する
- ローンの金利手数料を計算する
- おとり在庫である可能性を知っておく
諸費用も含めた支払総額をチェックする
自動車というのは、本体価格だけを支払えば良いわけではありません。
他にも、登録手数料や車庫証明発行手数料、各種税金、納車費用などが掛かってしまいます。
それらの諸費用も含めると、思った以上に高額になる可能性があるわけです。
一般的には、20~30万円くらいは掛かると思ってください。
悪徳な業者だと、本体価格を安くして諸費用を高額にしていることがあります。
安いと思って飛びついてしまうと、予算オーバーにもかかわらず断り切れずに契約してしまったりしますね。
そうならないためにも、支払総額を聞いてから決めるようにしましょう。
納車前の点検・整備の内容を確認する
中古車は点検・整備を行ってから、納車されるのが一般的です。
問題なく走行することができるように、不具合等があれば修理してから納車してもらえるわけですね。
しかし、販売店によって点検・整備の内容は異なります。
しっかりと整備してくれるなら良いのですが、簡単な目視の点検だけで終わることも少なくありません。
整備料を取っているのに、何もしない業者もあるようです。
そういった被害に遭わないために、どんな内容の点検・整備があるのかを確認してください。
整備無しの現状渡しで格安販売している店もありますが、購入後のトラブルを考えると避けた方が無難です。
ローンの金利手数料を計算する
ローンを組んで中古車を購入する場合は、金利手数料を含めた総額を計算しておいてください。
支払い総額だと他店の方が安いことがあるので、車両価格だけに惑わされないことが大切です。
中古車販売店のローン金利は、6~9%くらいが相場となっています。
一方、銀行の自動車ローンだと、2~3%の低水準が一般的ですね。
公務員や大手企業に勤めている人は、銀行のローンを組むことができると思うので、そちらを利用したほうが得になることが多いです。
中古車販売店が提携するローンは金利が高額になりがちなので、気を付けるようにしましょう。
おとり在庫である可能性を知っておく
ネットや中古車情報誌で状態の良い車両を発見しても、それはおとり在庫である可能性があります。
おとり在庫とは、存在しない車両を格安で在庫として掲載して、お客さんを集めるためのものです。
お客さんが来店した時には、「もう売れちゃったんですよ」などと誤魔化し、他の車両をセールスしてきます。
これは違法なので最近は減ってきましたが、今でもゼロではありません。
明らかに相場よりも安い車両は怪しいですので、お店へ行く前に電話で確認したりといった対策が必要です。
中古の軽自動車を安く手に入れるための裏技
最近は軽自動車の人気が高いので、中古車といっても高額なことが多いです。
新車と変わらないくらいの金額で売られている車両もあり、なかなか安く購入するのが難しくなってきていますね。
でも、ちょっとした工夫をすることで、かなり安く中古車を手に入れることができます。
数十万円といった低予算でも、十分に状態の良い軽自動車を購入できるでしょう。
ポイントとなるのは、需要について考えるということです。
中古車の価格は人気によって決まるので、需要が集中すると高額になります。
逆に、需要が下がると、価格も安くなるんですね。
この特徴を知っていると、かなり格安で軽自動車を購入できますよ。
具体的には、以下の項目を意識してください。
- 需要の低い車種を狙う
- 需要が下がる時期を狙う
需要の低い車種を狙う
みんなが欲しがるような人気車種は、走行距離が多くても価値が下がりにくいので手が出にくいです。
需要が高いからこそ、価格も高額になるんですね。
だから、マイナーな車種を狙えば、かなり安く軽自動車を購入できます。
人気車種の陰に隠れたマイナー車種だと、相場がかなり下がっていることが多いです。
たとえば、スズキのKeiなら30万円以下でも状態の良いものがあります。
人気のワゴンRであっても、数代前の型落ちモデルなら50万円以下で手に入れることができたりしますね。
また、OEM車両を狙うのもおススメです。
OEMとは、他社から自動車を仕入れてエンブレムだけを変えて販売するという手法で、自動車業界では頻繁に行われています。
例を出すと、スズキの「アルト」は、マツダで「キャロル」として販売されました。
ダイハツの「ミラ」はスバルの「プレオ」だったり、三菱の「ekワゴン」は日産の「デイズ」といった具合です。
これらは、エンブレムが異なるだけで、中身は全く同じ車となります。
でも、メーカーによって人気が異なるので、OEM車両だけ中古車の相場が下がっていることがあるわけです。
実際、ダイハツ・ミラの2012年モデルの相場は50万円前後ですが、同じ条件のスバル・プレオだと45万円くらいが相場となります。
同じ車種なのに、中古車では価格が異なるんですね。
こういったことを知っていると、かなり安く購入することができますよ。
需要が下がる時期を狙う
中古車の価格相場は、常に一定ではありません。
世の中の需要に合わせて、上がったり下がったりと変動しているんですね。
軽自動車の需要が高まるのは、新生活が始まる2~3月となります。
この時期に軽自動車を購入する人が増えるので、中古価格も高騰してくるわけです。
逆に、需要のピークが過ぎると、中古車の価格相場は一気に下がります。
4~5月くらいは中古車の価格が下がりやすいので、その時期を狙うことで安く購入しやすいですね。
他にも、大型連休の直後やボーナス前なども、中古車の需要が少なくなる時期だといえます。
こういった時期に合わせて中古車を探すことで、お得に軽自動車を手に入れることができますよ。
中古軽自動車のおすすめランキング
1位 N-BOX(ホンダ)
新車販売ランキングでも、圧倒的な人気を誇るのがホンダのN-BOXです。
1BOX型で室内空間が広いので、子供の送り迎えや買い物に使用する主婦層から支持を集めていますね。
特に、後席スペースの広さが特徴で、大人が乗っても足を組んで座ることができます。
天井が高いので子供の着替えも楽ですし、背が高い荷物も入るでしょう。
パワースライドドアやスマートキーなど、軽自動車とは思えないほどの充実の装備が揃っています。
色々なシチュエーションで使用できますから、万能型の一台だといえますね。
2位 スペーシア(スズキ)
軽自動車の主流は1BOX型なので、スズキのスペーシアも人気を集めています。
高い天井と低床フロアによって、抜群の乗りやすさと開放感がありますね。
小さな子供やお年寄りでも乗り降りしやすいですし、収納スペースが多いため荷物が多い主婦のためにも考えられています。
十分な広さがありますから、ファミリーカーとしても使えるはずです。
3位 ムーヴ(ダイハツ)
20年以上も販売されているロングセラーの軽自動車です。
トールワゴン型の代表格といえる車種で、非常に使い勝手に優れていますね。
スタイリッシュな外観ですから、大学生から社会人まで誰が乗っても違和感がありません。
エアロパーツを搭載したムーヴカスタムなら、男性にもおすすめです。
中古市場でもタマ数が多く購入しやすい価格帯なので、通勤・通学などのチョイ乗り用として購入する人が多くなっています。
4位 デイズ(日産)
三菱自動車からekワゴンをOEM供給してもらい、日産から発売されたのがデイズです。
軽自動車として初めて、アラウンドビューモニターを採用したことで話題となりました。
コンパクトで扱いやすいトールワゴン型なので、免許を取ったばかりの初心者でも運転しやすいでしょう。
エマージェンシーブレーキが標準搭載ですから、緊急時には自動でブレーキが作動します。
低燃費で経済的なため、セカンドカーとしても需要が高いです。
5位 ミラ(ダイハツ)
1980年に発売された、かなり歴史のある軽自動車です。
軽自動車といえばミラを連想する人も多く、それだけ昔から人気がありますね。
ハッチバック型で小回りが利くため、軽自動車の中でもトップクラスで乗りやすい車だといえます。
中古価格もかなり安いですから、入門用として最適ですね。
日常の足として使えればいいのであれば、購入して損はありません。
良質な中古の軽自動車を手に入れるための秘訣
これまで、中古車の選び方について解説をしてきました。
このページに書かれた内容を覚えておくことで、変な中古車を掴まされる可能性は少なくなるでしょう。
でも、初めて中古車を購入する場合、ちゃんと見分けられるのかが不安ですよね。
販売店の口車に乗せられてしまうかもしれませんし、そもそも色々とチェックするのが面倒くさい。。
そういった人が、ほとんどだと思います。
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