失敗しないミニバンの中古車の選び方。中古相場の安い狙い目の車種ランキング

中古ミニバンの選び方

ファミリー層を中心として、ミニバンは人気が高いジャンルですよね。
3列シートで7~8人まで乗ることができますし、室内が広いので小さな子供が暴れ回っても窮屈さを感じません。

かなり使い勝手が良いので、家族連れやアウトドア派の人からミニバンは非常に人気が高いです。

そのため、中古車でもかなり高値で取引されていて、値段が下がりにくいという難点がありますね。
高年式で低走行の車両だと、ほとんど新車と変わらない値段で売られていたりします。

高くても売れるジャンルのため、質の悪い車両を高額で販売している悪質な業者も少なくありません。
だから、ミニバンの中古車を購入するときには、十分な注意が必要です。

このページでは、生活スタイルに合った車種の選び方や良質な車両の見分け方などを紹介します。

格安の中古ミニバンを見つける方法

中古車といえど、ミニバンの価格は高いです。
需要が落ちることが無いため、常に中古価格は高い水準をキープしています。

比較的新しい車両であれば200万円を超えることもあり、それだったら少し上乗せして新車を買った方が良いと思いますよね。

ただ、ミニバンを購入するような人は、これから子供が生まれたり新生活を始めるといった状況であることが多いです。
これからお金が必要になるので、できるだけ安く車を購入したいに決まっています。

そこで、お買い得なミニバンを見つける方法を紹介していきます。

人気の車種や型式を避ける

中古車の価格は需要で決まりますから、人気が高い車種ほど価格も高額になります。
逆に、人気のない車種を選ぶことで、かなり安い車両を見つけやすいです。

たとえば、大型ミニバンだとアルファード・ヴェルファイア、エルグランドが代表的ですが、価格もかなり高額です。
5年落ちの中古車でも、250万円以上しますし、300万円を超えるものもあります。

一方、グランドハイエースやグランビアといった車種なら、100万円以下で余裕で購入することができますね。
すでに絶版となったモデルですが、状態の良い車両は多いです。

ノア・ヴォクシークラスだと、アイシスやビアンテあたりが相場が安くなっています。

同じ車種であっても、旧型になるとガクンと相場が落ちることがありますね。
ホンダのステップワゴンだと、RP型やRK型は高値で取引されていますが、RG型は不人気なので急に安くなります。

型式によって人気の差が大きい車種は、意外と狙い目だといえるでしょう。

定番カラーを避ける

車の色で人気なのは、白と黒が圧倒的ですよね。
次に、シルバーも幅広い層から人気があるカラーとなっています。

こういったボディカラーだと、中古車市場でも人気があるので価格が高くなりがちです。
人気車種で人気色となれば、中古だとしても相当な金額になってしまうはずです。

しかし、定番カラーを避けることで、価格が大幅に下がることがあります。
たとえば、トヨタのノアであれば、ホワイト系だと2014年式で230万円くらいが相場ですが、ブルー系の色だと160万円ほどまで相場が下がっていますね。

70万円もの差があるわけですから、相当なものだと言えます。
人気の車種が欲しくて予算が足りなくても、ボディカラーを考慮すれば安く買えるかもしれません。

不要なオプションが無い車両を選ぶ

最近のミニバンは快適装備が充実しているので、それだけ価格が高くなっています。
新車だと300万円越えが当たり前ですし、なかなか手が出ませんよね。

中古車であっても、オプションが付いているほど高額になってしまいます。
なので、不要なオプションが無い車両を選ぶことで、それだけ安く手に入れることができるということです。

たとえば、電動格納ミラーやオートクロージャーなどは、無くても走行に支障はありませんよね。
スマートキーや自動ブレーキなど、自分にとって必要のない機能は外しても問題ありません。

必要な機能だけに絞って探すことで、格安の車両を見つけることができますよ。

整備や保証内容を省略すれば安くできる

中古車を購入するときには、車両本体価格と諸経費が必要になります。
この諸経費には、整備費用や登録手数料などが含まれており、一般的には20~30万円ほどかかることが多いです。

さらに、販売店によっては独自の保証を付けていることがあり、それが価格に上乗せされていることがありますね。

ただ、その内訳を見てみると、自分でできるものや必要のないものが含まれていることも多いです。

車庫証明費用として1万円以上も請求されたりしますが、自分でやると数千円で済みます。
納車費用に関しても、自分で取りに行けば省くことができますね。

また、納車前の整備に関しては、その内容も確認することをおすすめします。
車検に通すだけの場合もありますし、電装関係やオイル交換までキッチリと整備してくれる販売店もあるでしょう。

整備内容の割に高すぎる費用を請求されているなら、交渉の余地があるはずです。

保証に関しても、内容を緩くしてもらえば安くなるかもしれません。
走行距離無制限の保証などは高くなりますが、3,000kmまでにすれば割引を受けられることがあります。

休日しか乗らないようであれば、そんな保証で十分なことが多いです。
自分のライフスタイルを考えてから、必要な保証内容を考えるようにしてください。

8万km以上の走行距離が狙い目

中古車市場では低走行の車両ほど高額になっていますが、一定の距離を超えると一気に相場が安くなります。
その境目としては、8万kmくらいですね。

たとえば、ホンダのステップワゴンだと、走行距離が4万km程度では150万円くらいが相場ですが、8万kmを超えると60~80万円ほどまで下がります。

8万kmだとすぐに壊れそうなイメージがありますが、実際にはそんなことはありません。
10万kmを超えても問題なく走りますし、あまり走行距離は関係ないんですね。

なぜ走行距離が多いと安くなるのかというと、一般的には10万kmが自動車の寿命だと思われているからです。
実際には違うのですが、需要が下がってしまうので価格が安くなります。

国産車は丈夫に作られているので、ちゃんとメンテナンスをすれば30万kmくらいは普通に走ることができますよ。

ただ、年式が新しいのに走りすぎている車両はダメージを受けている可能性があるので、避けた方が良いかもしれませんね。

目安としては、年間1万kmくらいが妥当だと思います。
4年落ちの車だと4万km程度なら問題ないレベルですし、8万km以上の車だと8年落ち以上を狙うということです。

2世代くらい前の型式となりますが、日常の走行であれば十分すぎる性能があります。

おすすめの車種はどれ?予算別の中古ミニバンランキング

150万円以下の中古ミニバンランキング

アルファード

順位 車種名 型式 年式 中古相場
1 トヨタ・アルファード 10系 2002~2007年 50~140万円
2 日産・エルグランド E51 2002~2009年 50~120万円
3 ホンダ・オデッセイ RB3 2008~2013年 50~140万円
4 ホンダ・エリシオン RR1 2012~2013年 90~200万円

高級ミニバンのアルファードやエルグランドですが、型落ちモデルを狙うことで150万円以下でも十分に購入することができます。
10年落ち10万kmでも、日常走行に支障は無いレベルでしょう。

ただ、ちゃんとメンテナンスをしていることが前提なので、記録簿が付いている車両を選ぶようにしてください。

100万円以下の中古ミニバンランキング

ヴォクシー

順位 車種名 型式 年式 中古相場
1 トヨタ・ヴォクシー 60系 2001~2007年 35~120万円
2 日産・セレナ C25 2005~2010年 35~140万円
3 ホンダ・ステップワゴン RG1 2005~2009年 45~120万円
4 マツダ・MPV LY3P 2006~2014年 50~140万円

ミドルクラスのミニバンであれば、100万円でも十分に購入できるはずです。
ミニバンの中では最も人気があるサイズなので、中古市場にも豊富に球数があります。

良質な車両があるはずですから、根気よく探すようにしましょう。

50万円以下の中古ミニバンランキング

ウィッシュ

順位 車種名 型式 年式 中古相場
1 トヨタ・ウイッシュ 10系 2003~2009年 10~90万円
2 ホンダ・ストリーム RN6 2006~2012年 20~80万円
3 日産・プレサージュ TU31 2003~2010年 15~70万円
4 マツダ・プレマシー CREW 2005~2010年 20~70万円

小型ミニバンになると、50万円もあれば購入可能ですね。
ただ、このクラスは天井が低くてスライドドアも搭載されていないため、広い空間を求めている人には合わないかもしれません。

しかし、かなり安く手に入れることができるため、検討してみる余地は十分にあると思います。
実際に試乗をしてみて、問題がなければ候補に入れてみてください。

良質な中古車を見つけるための方法

条件に合った格安の車両を見つけることができても、その車の状態が良いとは限りません。
ロクにメンテナンスをせずに乱暴に扱っている車だと、数千km走っただけで不具合が出ることがあります。

だから、中古車を購入する際には、その状態をしっかりと見極めることが大切です。
記録簿に書かれた点検記録や消耗品の摩耗具合など、細部までチェックして問題が無いかを調べなくてはいけません。

ただ、車についての知識がないと、そういったことは難しいですよね。
具体的にどこを見ればいいかも分かりませんし、そもそもメーター戻しなどを行う悪質販売店もあります。

素人が格安の中古車に手を出してしまうと、大きなリスクがあるわけです。

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