2014年3月にジュネーブモータショーで公開されたジャガーXEですが、9月8日にその詳細が発表されるようです。ジャガーXEといえば、BMWの3シリーズやベンツのCクラス、アウディのA4などをライバルとするラグジュアリーセダンです。
25,000~30,000ドルでの販売が予想されており、価格帯においてもライバルを意識しています。報道によると、チーフエンジニアのMike Cross氏は、「他のライバル車と比較しても、性能は群を抜いている」と断言したそうです。
かなり期待感が高まりますね。ここでは、ジャガーXEの気になるスペックを紹介します。
ハンドリング性能について
ジャガーXEの特徴としては、軽快なハンドリング性能となっています。徹底的な軽量化と最新のパワーステアリングによって、ハンドリング性能は格段に高くなっているようです。
新開発のシャシーには、軽量で剛性の高いアルミ製モノコックを採用しています。ジャガーがコンパクトセダンでアルミシャシーを使うのは初めてのことです。なので、かなり気合を入れて開発されたのが分かりますね。
また、フロントサスペンションには、ダブルウィッシュボーンを採用しており、剛性は「XFR」と同等のレベルまで高められています。さらに、リアサスペンションには、インテグラルリンクを採用しており、縦と横の剛性が高められてステアリングのフィーリングが抜群なようです。
さらに、ステアリングには、最新技術の「エレクトリック・パワーアシスト・ステアリング(EPS)」が採用されていて、操作性が抜群に向上しています。他にも、ジャガー初の「オール サーフェス・プログレス・コントロール(ASPC)」を装備していて、路面が凍結していて滑りやすい状況でも安定して走行が出来るようになっています。
エンジン性能について
エンジンについては、新開発の「INGENIUM(インジニウム)」が搭載されます。開発にあたっては5つの条件があり、それを満たせるエンジンとなっています。具体的な条件とは、以下の通りです。
- 色々な車両に搭載できるように、柔軟性に優れた設計
- 大排気量から小排気量にも対応できる
- FRや4WDなど様々なエンジンレイアウトに対応できる
- MTやAT、ハイブリッドに対応できる
- 新しい技術も即座に採用できる
こちらのエンジンにターボチャージャーを搭載することで、335~375馬力を発生させます。さらに、従来のエンジンよりも80kgの軽量化に成功しており、燃費が25km/Lでジャガー史上で最も燃費性能に優れたエンジンです。これは、エンジンやボディ全体を軽量化したことで、圧倒的な燃費性能を実現したようです。
発売時期に関しては、欧州で2015年、北米で2016年となっています。日本発売は未定ですが、発表が楽しみなクルマですね。