アメリカのExperian Automotive社という自動車関連会社によるアンケートで、興味深い結果が出たので紹介します。アメリカでオープンカーを所有している人は、全体的に高学歴な人が多いようです。
得られたデータによると、半数が学士号を持っており、全体の2割が年収1,800万円以上とのことです。さらに、1割強の人は、1億円以上の号店に住んでいるとのこと。つまり、全体的にお金持ちが多いということですね。
たしかに、利便性とはかけ離れたクルマですから、こういった結果が出ても不思議ではありません。セカンドカーとして購入する人が多いでしょうし、裕福な人しか買うことができないでしょう。ロサンゼルスやニューヨーク、サンフランシスコなど、高級住宅地に所有者が多いことからも、その傾向が強いということです。
おそらく、日本でも同じような結果が出るんじゃないでしょうか。オープンカーなんて、めったに見ることはありませんからね。そこで、今回は日本で人気のあるオープンカーを、ランキング形式で紹介します。
目次
オープンカーの人気ランキング
第一位:ロードスター(マツダ)
やはり、国産車は強いですね。日本ではオープンカーの生産が少ない中、マツダのロードスターは数少ない国産オープンカーです。日本だけでなく世界でも大人気となっていて、ロードスターのヒットを機に、BMWのZ3やベンツのSLKなどの小型オープンカーが発売されるようになりました。
また、2000年には、累計生産台数で53万代を突破して、小型オープンカーの生産台数としてギネス記録を樹立しています。その後、2011年には、累計90万台を突破して記録を更新しています。
第二位:Z4(BMW)
Z3の後継モデルで、2003年に発売されました。当初はソフトトップでしたが、2008年の2代目からはハードトップに変更されました。最上位モデルの「sDrive35is」は、3.0Lの直列6気筒ターボエンジンを搭載しており、340PSの最高出力を発揮します。
ニュルブルクリンク24時間レースやスーパー耐久などのモータースポーツにも参戦しており、本格派のスポーツタイプとしても人気のあるクルマです。
第三位:ボクスター(ポルシェ)
ポルシェの定番と言えば、ボクスターですよね。水平対向エンジンをミッドシップレイアウトで搭載しています。低重心の設計なのでハンドリング性能が高く、世界最高レベルのコーナリングマシンと呼ばれています。
また、アメリカのJ.D.パワー・アンド・アソシエイツ社による自動車商品魅力度調査において、10年連続で顧客満足度1位に選ばれたクルマでもあります。デザインや性能など、全体的にバランスの取れたクルマだといえますね。
第四位:SLKクラス(メルセデス・ベンツ)
Cクラスをベースに開発された、ライトウェイトオープンカーです。ハイパワーのエンジンを搭載し、コンパクトで取り回しがしやすいので、F1のセーフティカーとしても採用された実績があります。
また、ディーゼルエンジン搭載モデルも存在し、0-100km/h加速6.7秒、最高速243km/hというハイパフォーマンスを発揮するモデルもあります。さらに、環境性能にも優れているので、エコ志向の高いセレブからも人気のモデルです。
第五位:SLクラス(メルセデス・ベンツ)
SLKクラスの上位モデルで、2シーターオープンの最高峰に位置付けられています。スポーティーさとラグジュアリーさを兼ね備えたモデルなので、世界中のセレブから大人気のモデルです。また、ベンツが販売する現行モデルで、一番長い歴史があります。
4代目まではソフトトップを採用していましたが、5代目以降はハードトップとなっています。最高峰のクルマですが、他の車種と比較して高額すぎるのでランキングとしては5位となっていますね。
最近では、ダイハツのコペンが大人気
ダイハツが2014年6月に発売した軽オープンカーのコペンが、受注台数で目標の6倍に達しているようです。月間4000台の受注ですから、異例の大ヒットと言えますね。若者のクルマ離れが進んでいるので自動車業界は低迷していましたが、スポーツカーでも売れることが証明されました。
トヨタの86やスバルのBRZも好調に売れているようなので、スポーツカーのニーズはいまだに残っているようですね。しかも、全体の3割以上が30代以下のユーザーのようなので、若者でもクルマのニーズは落ちていないということです。
コペンのヒットによって、ホンダも軽スポーツカーを発売すると噂されています。なので、近いうちにスポーツカーブームがやってくるかもしれません。クルマ好きな人は、すごく楽しみですね。