車の査定と車検の関係について

車検の残りが多いと、査定額がアップすると言われています。実際、これは本当のことです。中古車としても車検が残っている車ほど人気が高いですから、査定額もアップするというわけです。そういった理由から、車検を更新してから車を売ろうをする人が稀にいます。

でも、これはやめてください。かえって、マイナスになってしまう可能性が高いからです。実は、車検が残っていることによる査定アップは、微々たるものです。なぜなら、買取してから車が売れるまでにタイムラグがあるため、その間に車検が切れてしまうことがあるからです。

だから、車検が残っていても、大幅に価値が高くなることはありません。ということは、車検を受けたとしても、車検代をペイできるほどのアップは望めないということです。なので、トータルで考えた場合、マイナスになってしまいます。それだと、全く意味がありませんよね。

ですから、売却する予定があるのであれば、車検は通さないようにしましょう。車検が切れていたとしても、そこまで査定の評価が下がることはありません。なぜなら、買取業者は自社工場を持っているので、格安で車検に通せるからです。なので、あまり気にする必要はないでしょう。

でも、車検が切れている状態で車屋に持っていくのはやめてくださいね。車検切れでの運転は、違反になります。自賠責保険も切れていますので、無車検で６点、無保険で６点の合計１２点の減点です。これだと、一発で免停になります。

こんなことで、罰則を受けるのはバカバカしいですよね。だから、出張査定をしてくれる業者を呼びましょう。車の状態が良ければ、無車検でも高く売れることがありますよ。