車の査定価格の決まり方

車の査定価格は、どのようにして決まるのか?

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車の価値は、モノによってそれぞれ変わります。車種ごとに相場が決まっていますが、グレードや年式、車両の状態などで大きく異なっていきます。なので、実際に査定に出してみないと、正確な価値は分かりません。

 

でも、プロの査定士が、どのように価格を設定するのかを知れば、おおよその価値を予想することもできます。買取業者との交渉の際にも、有利に働く可能性があります。なので、知識として知っておくようにしてください。

 

査定価格を算出する

 

車の査定額は、3つのプロセスで決まっていきます。具体的には、「査定基準価格 ⇒ 基本価格 ⇒ 査定価格」ですね。

 

査定基準価格

これは、日本自動車査定協会が設定した車種別の基準価格となります。標準の車両状態に基づいて設定さるので、以下のような状態と想定されています。

 

  • 外装内装が無傷である
  • エンジン・足回りに異常がない
  • 車検の残りが3か月以上
  • 走行距離が標準である
  • タイヤの溝が1.6mm以上残っている
  • 事故歴や修理歴がない

 

基本価格

基本価格とは、査定基準価格に買取業者の経費や利益を想定した買取基準額のことです。車両状態に問題が無ければ、この価格で買取をしてくれます。基本価格の内訳としては、以下のようになります。

 

  • エンジン・足回り・電装などの整備費
  • 業者の見込み粗利益
  • 査定から転売までの減価値
  • 保証期間、外注価格など

 

査定価格

査定価格は、上記の基本価格から実際の車の状態による加減点を考慮した価値のことです。つまり、状態が良ければ価値が高くなりますし、悪ければ価値が下がるということですね。数百種類に及ぶチェック項目から、クルマの価値が算出されます。

 

加点・減点のチェック項目は、以下の通りです。

 

  • 内装・外装
  • 電装関係
  • エンジン・足回り
  • タイヤ
  • 走行距離
  • 車検の残り日数
  • 自賠責保険の残り日数
  • 修理歴

 

査定額は交渉により上げることができる

 

上記のプロセスによって査定額は決まりますが、交渉することで査定をアップさせることも可能です。基本的に、買取業者の査定は、「十分に利益が取れるか」を基準に決定されます。なので、交渉をしてその利益を還元してもらうことができれば、査定額は高くなるということです。

 

交渉方法には色々ありますが、最も確実なのが複数の業者の査定を受けることですね。色々な業者で見積りを取ることで、査定額の違いが分かると思います。そして、「A社は○○万円だったんだけど」と交渉して、価格を上げてもらうということです。

 

一度出た査定は後から変えることができるので、頑張って交渉するようにしてください。数十万円の差になることもあるので、やった方がお得ですよ。



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