季節によって査定額に差が出るのは本当か？

中古車市場のニーズは、一年の間でかなり変動しています。なので、ニーズが強い時期には、査定額が高くなります。そして、ニーズが落ち着く時期であれば、査定額は低くなりがちですね。これは、人気車種や高級車ほど、差が大きくなる傾向にあります。ですから、高く売れる時期を把握しておくことで、クルマの乗り換えなどの際にもプランを立てやすくなりますよ。

一般的には、夏や冬の行楽シーズンとなると、ミニバンなどのファミリーカーの需要がアップしますよね。そして、スキーやスノーボードの時期だと、SUVやクロスカントリー車が中古車市場で人気となります。

なので、その時期に査定をすることで、高額査定もかなり出やすいでしょう。さらに、シーズン中に査定を受けると、不人気車でも高く売れる傾向にあります。これは、人気車種は中古車でも価格が上がりがちなので、予算的に厳しい人が不人気車を購入するからです。

たとえば、ミニバンだとオデッセイやセレナ、ヴォクシーやノアなどが人気ですよね。でも、こういった車両は、人気があるので価格も高いです。だから、年式の古い旧型の車種であったり、不人気車に流れる人がいるわけです。なので、通常では査定が伸びない車両であっても、高く売れる可能性は十分にありますよ。

他にも、買取業者の決算月の前には査定額がアップする傾向にあります。これは、売り上げを伸ばそうとして、利益度外視で買取をする業者が多いからですね。特に、上場している大手の業者であれば、売り上げが悪いと株価に影響してしまいます。

だから、それを防ぐために、利益率を下げてでも買取をするわけです。通常、3月と9月を決算としている業者が多いですから、その前月などを狙うと意外と高く売れたりします。詳しくは、「車の買取価格が上がりやすいタイミング」でも解説しているので、参考にしてみてください。

以上、季節による査定のタイミングを紹介しました。タイミングを間違えると、数十万円も損することもありますから注意しましょう。少しでも高く売ることができるように、適切なタイミングを計るようにしてください。