買取交渉では後出しが基本となる

買取交渉では後出しが基本となる

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嘘をつくのは厳禁」で説明しましたが、査定時にクルマの状態を詐称すると後でトラブルになる可能性があります。なので、出来るかぎり正直に対応することが重要ですね。しかし、すべてにおいて正直だったとしても、高く売れない問題が起きることがあります。

 

業者に聞かれたことを何でも話していると、交渉の際の武器が無くなってしまいます。買取業者は、できるだけ安く買い取ることを目的としています。なので、馬鹿正直にすべて回答していると、いつの間にか安く買い取る方向へ話が進む可能性があるわけです。

 

それを防ぐためにも、交渉の武器は残しておくようにしましょう。ここでは、交渉を有利に進めるためのコツを紹介していきます。

 

買取業者の目的について

 

出張査定などを依頼すると、査定中にアンケートを頼まれることがあります。そこに記載する内容は、名前や住所の他に、売却の理由や希望金額、他社の査定額や売却の時期などです。実は、このアンケートには意味があって、この情報に基づいて査定交渉を進めることになります。

 

業者側が求める情報は、他社での査定額と売却の時期です。契約を決めるためには、他社よりも1円でも高い査定を出さないといけないですよね。なので、アンケートで他社の査定を聞き出して、そこで査定額を決める材料とするわけです。

 

そして、他社より少し高い金額を出したら、すぐに契約させようと迫ってきます。「この金額は、今日しか出せません」とか「早くしないと、相場が下がってしまいます」などと言ってくるわけですね。

 

こういった言葉は、営業トークですから信用しないでください。

 

買取交渉を有利に進めるために

 

車を高く売りたいのであれば、交渉の主導権は自分が握っておく必要があります。なので、買取業者に有利になる情報は、なるべく与えるべきではありません。だから、他社の査定額は教えないようにしましょう。

 

なぜなら、買取相場が200万円のクルマで他社の査定が150万円だったら、おそらく高くても160万円程度しか査定を出してもらえないからです。これだと、相場以下の価格しか提示されませんよね。なので、他社の査定額を伏せておいて、その業者の出方を伺うようにしましょう。

 

基本的に、交渉では後出しで情報を出すべきです。まずは、その業者の査定額を聞いてから、「他社だと○○万円だったけど」といって、価格交渉を進めるようにします。こうすれば、目一杯まで査定額を引き上げることができますよね。

 

あと、即決で契約は済ませないようにしましょう。すべての業者での査定が揃ってから、さらに交渉をして最終的な価格を決定してください。その場で決めても、最高額で売却できる可能性が低いです。ですから、焦らずにゆっくりと交渉を行うのがコツだといえます。



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