個人売買で車を売却する

車を売る方法は色々ありますが、最も高く売る方法として個人売買があります。これは、業者を介さずに直接、個人間のみで取引をする形態です。価格交渉や書類の手続きなどは、すべて自分で行います。

こうすれば、業者の利益や手数料がかかりませんから、その分高く車を売却することができます。おそらく、数ある車の売却法で最も高く売ることが出来る方法です。すごく魅力的ですよね。

やり方としては、自分の友達や知り合いから探すか、ネットの掲示板などでも募集をかけることが出来たりします。やることが多くて面倒に感じるかもしれませんが、出来る限り高く売りたいのであればおススメできる方法の一つです。

以下に、特徴を記載します。

個人売買だと、基本的に自分の売りたい価格から交渉が始まります。１００万円で売りたいなら、「１００万円でどう？」と提示できるわけです。ですから、非常に有利だと言えますね。

一方、買取業者だと向こうから提示された金額から交渉しないといけません。自分が売りたい金額で取引されることは稀です。しかも、業者も商売ですから、利益確保のために査定額には限度があります。ですから、どれだけ粘っても限界の価格が決まっているんですね。

その点、個人売買なら自分の交渉力次第で、金額はかなり変わります。交渉相手にとっても、お店で買うより安ければ十分なメリットとなります。なので、お互いにＷＩＮ-ＷＩＮの関係が成り立つわけです。

親しい人であれば交渉を進めやすいですし、多少の傷や走行距離などは許容してくれることがあります。業者に売る場合、傷があったり走行距離が多ければ、マイナス査定になってしまうことが多いです。でも、個人売買だとそういったものが影響しないことがあるんですね。

ただし、致命的な欠陥などを黙って売るのは御法度です！

売却後にトラブルになると、信頼関係に傷が付きますし、倫理的にも間違った行為です。不具合があるのであれば、正直にすべて伝えてあげましょう。気持ち良い取引をするためにも、誠意ある対応をしてください。

個人売買では、自分で買い手を見つける必要があります。自分の車を欲しがっている人が身近にいれば簡単ですが、いないのであれば、一から探す必要があります。ここが、一番の大きな壁だと言えるかもしれません。

個人レベルだと、販売経路など持っていませんから、買い手が見つかるかどうかは運次第ですね。友達や会社の同僚、親戚などにあたってみて、車の購入を考えている人を探してみましょう。運が良ければ、近くにいるかもしれないです。友好関係がいかに広いかが、重要なポイントとなりますね。

仲の良い知り合いだからといって、支払いを後回しにしてしまうと、いつまでもお金を払ってくれないという問題が起きます。これは、非常に多い問題です。お金のトラブルは、かなりのストレスになりますから、代金の回収は確実に行うようにしましょう。

ベストなのは、代金を受け取ってから車を引き渡すことですね。分割での支払いなどにすると、全額回収できない可能性もあります。お金が絡むと、友達関係であってもこじれることが多いです。なので、ここはシビアになったほうが良いですよ。

運良く相手が見つかって取引が成立したとしても、相手が名義変更をしてくれないことがあります。名義を変えないと、自動車税の請求が自分宛に届いてしまいます。

それだと、後でトラブルになりますから、確実に名義は変えてもらうようにしてください。相手と一緒に陸運局へ行って手続きをするか、いったん廃車登録をしてから引き渡しをするようにしましょう。

個人売買で車を売るにしても、最初にやるべきことがあります。それは、買取業者の査定を受けることです。「何で業者が必要なの？」と思うかもしれませんが、これってものすごく大切な事なんです。

なぜ査定を受けるのかというと、「自分の車の市場価値を知るため」です。自分の車の価値を知らないと、個人売買でも価格の交渉ができません。市場価値よりも安く売ってしまったら、損になりますから。

だから、業者の査定を受けて、大まかな値段を知るようにしてください。査定を受けたとしても、必ず売る必要はありませんから、金額が分かったらキッパリと断って大丈夫ですよ。業者の無料査定で提示された金額が、車を売るための最低価格です。これは、車を売るときの基本ですから、覚えておいてください。

で、当サイトでおススメするのは、「ズバット車買取比較.com」です。複数の買取業者に一括で査定の依頼をすることが出来るので、もの凄く便利なサービスですよ。もちろん、無料で利用できます。

１社だけの査定だと、正確な価値が分からないので、必ず複数の業者で査定を受けるようにしましょう。何社かの査定を受けて、最も高額だったところを基準としてください。

個人売買でクルマを売るときの注意点