クルマを売った代金は、後日振り込みが普通

車を買取業者で売却した場合、契約書にサインした後、業者にクルマを引き渡します。そして、それから２〜３日後に銀行振り込みで代金が支払われるというのが普通です。でも、それだと不安になりますよね。

初めて会った業者にクルマを渡すのは、持ち逃げされるリスクもあります。クルマを売ったのだから、その場で代金を受け取りたいと思うのは自然のことでしょう。しかし、代金が後払いになるのは、ちゃんとした理由があります。

まず一つは、防犯上の理由です。車の買取は、数十万〜数百万円のお金が動きます。なので、それほどの大金を持ち歩いたり、事務所に保管しておくのは危険すぎます。だから、銀行振り込みにすることで、リスクを抑える必要があるわけです。

そしてもう一つが、車両の再確認のためですね。出張査定では査定士が自宅まで来てくれて、車を査定してくれます。そこでおおよその買取価格を判断するのですが、見落としがあったりすることがあります。

なので、車を一度持ち帰った後、問題がないかどうかを再確認するわけです。また、修復歴などを故意に隠ぺいして買取依頼をする人も増えているようで、そういった部分をチェックする目的で再確認が必要なんですね。

ですから、契約後に問題が発覚して、査定額を下げられるということも稀にあります。こちらに大きな過失が無い限り査定額が下がることはないのですが、こういったリスクがあるということも覚えておいてください。

そして、仮に査定額が下がったとしても、契約後のキャンセルはできません。車の買取契約はクーリングオフできませんから、解約ができないのです。なので、事故歴や修復歴などは隠さないで、正直に査定士に伝えるようにしてください。

問題が無ければ、２〜３日後に代金はちゃんと振り込まれますよ。なので、安心して待てばいいと思います。

ただ、どうしても現金払いが良いのであれば、業者に交渉するようにしてください。大手だと難しいでしょうが、中小の買取業者だと、翌日に現金を用意してくれて車と引き換えに渡してくれることがあります。現金じゃないと不安だという人は、こういった方法も選択してみてください。