上手く交渉するためには、コミュニケーションが大切

買取業者が出してくる最初の査定額は、安めであることが多いです。安く買い取りした方が、転売するときに利益が大きくなるからですね。だから、最初から目一杯の査定額を出してくることは無いと思った方が良いでしょう。

また、他店の査定額を伝えても、余計な競争を避けて高めの査定をしない業者もいます。ですから、ちゃんとした交渉方法を知っていないと、損をする可能性が高いです。高額の査定を引き出すためには、コツが必要となるので覚えておくようにしてください。

しかし、交渉の基本を理解しておけば、車を高く売るのは難しくありません。知っているかどうかの違いですから、理解しておきましょう。

まずは交渉しやすい雰囲気を作る

「冷静に交渉することの重要性」でも書きましたが、交渉をするときには上から目線にならないようにしましょう。思うような査定が出ないときに、暴言を吐いたり高圧的な態度になると、その後の交渉が上手くいかない可能性が高いです。

査定士も人間ですから、心証を悪くしてしまうと協力的になってくれません。結局は自分が損をするだけなので、態度には気を付けるようにしましょう。もちろん、必要以上に低姿勢になることは無いですが、できるだけ丁寧な対応を心掛けるようにしてください。そうすることで、交渉しやすい雰囲気を作ることができます。

これは、コミュニケーションの基本ですよね。特別なことは必要ありませんから、社会人として当たり前の対応をするようにしてください。

相手のことを考えた交渉を心掛ける

まず、色々な業者で査定を受けてみて、査定額の比較をすることは必須です。業者によって提示する価格は変わってくるので、まずは比べてみるようにしてください。そして、すべての査定が揃ってから、さらに上乗せできないか交渉を始めます。

最も高い査定額を基準としますが、業者によってはイタチごっこを恐れて交渉に乗ってこないこともあります。交渉に応じても価格がどんどん吊り上っていって、結局は買取できない場合があるからですね。

なので、業者側にも出口を提供してあげる必要があります。たとえば、目標となる査定額が150万円であれば、「150万円なら、すぐに契約するよ」と伝えてあげることです。そうすれば、契約できることが分かっているので、業者側も交渉に応じやすいです。

「買取査定額の上乗せ交渉」でも説明したように、ちゃんと業者のことを考えてあげることで、高額な査定を引き出しやすくなります。相手のことを考えるのは、コミュニケーションの基本的な事項です。ですから、しっかりとコミュニケーションを意識して、交渉を進めるようにしてください。

これが、高くクルマを売るための秘訣だといえます。