買取業者の営業トークを見極めるためには？

「営業トークを知って交渉を有利に進めよう」でも解説しましたが、クルマの買取業者の査定を受けると必ず営業トークが飛び出してきます。たとえば、「この車を欲しがっている人がいます」とか「今日だけの価格です」などと言ったことですね。

買取業者も商売でやっているわけですから、なるべくその日のうちに買取をしたいわけです。さらに、相場よりも安く買い取りできれば、ラッキーですよね。だから、余計な情報収集をされないうちに、買取契約を済まそうとします。

だから、業者の言うことを信じてしまって、焦って契約しないことが大切です。よく考えてから、自分の利益を最大化できるように行動するようにしましょう。

基本的に、業者の言うことはすべて営業トークだと思っておいてください。なので、最初から疑ってかかる必要があるのですが、いくつか確認方法も知っておきましょう。仮に、「この車を欲しがっている人がいる」と言われたら、名義変更の時期を確認してみてください。

買取業者と契約をすると、名義変更は翌月末などになるのが普通です。でも、次の買い手が見つかっているのであれば、もっと早くなるはずですよね。ですから、何気なく名義変更の時期を聞いてみて、あまりにも遅かったら疑った方が良いでしょう。

また、「今日だけの価格です」と言われたら、「家族と相談するので、少し待って下さい」と言ってみてください。そして、他の業者で査定を受けてみて、どれくらいの査定が出るかを確認してみましょう。たいていの場合、今日だけと言われても相場以上の価格ではありません。

なので、鵜呑みにするのは止めてくださいね。

営業トークを言われたとしても、それが悪い事ではありません。クルマを売る人にとって重要なことは、高く売れるかどうかですよね。だから、交渉によって査定額がアップできるのであれ、全く問題は無いはずです。

だから、複数の業者で査定を受けてみて、最も高い業者を見つけてみましょう。そして、「買取査定額の上乗せ交渉」で解説したように、車の売却時期を提示して交渉を行ってみてください。それが、車を高く売るための、最も効果的な方法となります。

時には、営業トークだとしても、それを逆手に取って交渉することが可能です。なので、１回の査定で決めるのではなくて、ちゃんとアピールを行って査定アップを狙ってみてください。きっと、高額で売ることができるでしょう。