中古自動車査定士技能検定とは何か?
ツイート通常、クルマの査定を行うためには、「中古自動車査定士」という資格を持っていないといけません。これは、日本自動車査定協会が発行する資格で、中古自動車査定士技能検定に合格して交付を受けることができます。
協会が行う3日間の講習を受けた後、検定試験を受けるという流れとなりますね。買取業者なら持っていて当然の資格ですが、稀に無資格で業務を行っている業者も存在します。ちゃんとした業者は、胸に「中古自動車査定士証」を付けているはずなので、査定の時に確認するようにしましょう。
もしも、資格証を持っていなかったら、資格保持者かどうか確認した方が良いかもしれません。ここでは、中古自動車査定士について紹介をします。
中古自動車査定士になる方法
まず、査定士には2つの種類があって、小型車査定士と大型車査定士の2つです。その違いは、以下の通りとなっています。
- 小型車査定士:普通乗用車・商用車、積載量4トン未満のクルマの査定ができる
- 大型車査定士:大型貨物車やバスなどの査定ができる
我々がお世話になるのは、小型車査定士ですね。
■受験資格
- 運転免許を持っていること(小型車査定士:普通免許、大型車査定士:大型第一種免許)
- 自動車の販売・整備の経験が半年以上ある
- 協会の3日間の講習を受けていること
しっかりとした知識が無いと、資格を取得できないようになっています。なので、ちゃんと資格を持っている人に査定をしてもらうことで、自分のクルマの適正な価値を知ることができるはずです。
中古自動車査定士技能コンテスト
また、日本自動車査定協会では、定期的に技能コンテストを行っています。これは、自動車流通の健全化を目的として行われているので、高い技術を持った人間しか出場できないようになっています。
地方予選から全国大会まであり、かなり本格的なコンテストです。ここで入賞した人は、かなり高いスキルを持っているので、そういう人の査定を受けられたらラッキーですね。査定を依頼した時に、さりげなく聞いてみましょう。コンテストで入賞するような人間は、一定の権限を持っていることも多いので、価格交渉に応じてくれるかもしれません。
以上のように、クルマの査定士になるには、ちゃんとした試験に合格しないといけません。自分の車を評価してもらうわけですから、資格を持っている業者に依頼するようにしましょう。もしも無資格の業者に出会ってしまったら、査定を断るくらいの気持ちでいた方が良いですね。そうすれば、高額で売却できる可能性も高くなります。
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