ガリバーのクレームガード保険に加入するべき?
ツイート原則として加入する必要はありません。
車の買取業者であるガリバーは、業界で最大手の業者ですよね。テレビCMなども積極的に流していますから、ほとんどの人が知っているでしょう。そして、ガリバーで買取査定をすると、「クレームガード保険」というものを勧められます。
■クレームガード保険
買取契約後に問題が起きても、その損害を補償するための保険
たとえば、ガリバーの査定を受けて150万円の査定が出たとします。その時に、査定士が車の事故歴に気付かない場合があります。そうすると、オークションで転売するときに、120万円でしか落札されないことがあるわけです。そうなると、ガリバーとしては、30万円の損害が出ますよね。
また、直接顧客に販売したとしても、売却後に不具合が起きるとガリバーが修理しないといけません。そうなると、修理代や人件費などの損害が生じることとなります。
上記のような場合、売り主に対して損賠賠償を請求されることがあります。事故歴を隠ぺいして売却をしたという認識ですよね。普通だったら考えられない論理ですが、ネット上を見るとこういった被害に遭った人が結構います。
でも、これは「瑕疵担保責任」と言って法律で定められた事項なんです。
■瑕疵担保責任
購入した建物や機械などが欠陥品だった場合、買主は売主に対して、損害賠償を請求したり、契約を解除したりすることができます(民法570条・566条)
モノを売る以上、責任を持たなくてはいけないということですね。でも、これっておかしいと思いませんか?車を売却する場合、売り手は消費者で買い手は業者なわけです。買取のプロが査定して契約したわけですから、その責任を消費者に押し付けるのはやりすぎだと思います。
「契約後に事故車だと判明した場合」でも説明しましたが、もし仮に裁判をしたとしても高い確率で消費者が勝つはずです。一般の素人に、責任を追及されるのはおかしいですから。
でも、裁判をするとなると時間も労力も掛かりますから、あまりやりたくはありませんよね。なので、不安なのであればクレームガード保険に入った方が良いかもしれません。ワンオーナーの車で、隠ぺいが全くないのであれば入る必要は無いでしょう。
以上、ガリバーのクレームガードについて紹介をしました。ガリバー以外にも買取業者はありますし、特に気にする必要は無いと思います。色々な業者で査定を受けてみて、最も高額だったところで売却をするようにしてください。
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