安全性の高い車に乗ると保険料が安くなる
ツイート自動車保険の保険料を下げる方法として、安全性の高い車に乗るということがあります。
安全装備が搭載されている車だと、事故を起こした時の被害が少なくなります。大きな怪我をする可能性が低くなるので、保険会社としてもリスクが減るわけです。
そのため、安全性が高い分、保険料を安くしてくれるということですね。
代表的な安全装備としては、以下のようなものがあります。
- エアバッグ
- ABS
- 衝突安全ボディ
- 横滑り防止装置
- イモビライザー
新しくクルマを買い替えるときには、こういった機能があるかどうかをチェックした方が良いでしょう。
エアバッグ
エアバッグとは、車が何かに衝突した際に膨らむ風船のようなものです。これがあることで、頭部をハンドルやダッシュボードにぶつけることなく、衝撃を和らげることができるわけですね。
仕組みとしては、車両の前方にあるセンサーが衝突を検知して、ECUというコンピュータの指令でエアバッグが膨らむようになっています。衝突から0.05秒以内で膨らみますので、確実に搭乗者の身体を守ることができます。
エアバッグがあることで、搭乗者傷害保険の保険料が10%ほど安くなることが多いです。また、助手席側にも搭載されているデュアルエアバッグなら、15%ほどの割引を受けられるようです。
今の車なら当たり前に搭載されている装備ですが、中古車で購入した時にエアバッグの無いステアリングに変更されていることがあるので注意しましょう。
ABS
ABSとは、「アンチロック・ブレーキ・システム」の略で、急なブレーキ操作でもタイヤがロックしないシステムのことです。
高速走行時や路面が滑りやすい状況で急ブレーキを踏むと、タイヤがロックしてスリップしてしまいます。すると、制御不能となって事故を招く原因となるわけですね。
それを防ぐために、コンピュータ制御でブレーキをコントロールできるようにしたのがABSというシステムです。
ABSがあることで重大事故を防ぐことができるので、それだけ保険料も安くなるということですね。
なので、対人賠償保険や対物賠償保険、搭乗者傷害保険などから、5%ほどの割引を受けることができます。
衝突安全ボディ
衝突安全ボディとは、車の衝突時に搭乗者を守るために設計されたボディとなります。
衝撃を吸収するためのクラッシャブルゾーンと、生存空間を確保するためのセーフティゾーンに分かれています。
そのため、衝突時にボンネットの部分は潰れてしまいますが、座席のある部分には十分なスペースが保たれるようになっているわけです。
このボディのおかげで怪我などの被害を抑えることができ、搭乗者傷害保険から10%ほどの割引を受けることができるようになります。
横滑り防止装置
濡れた路面や凍結した道路では、急ハンドルを切ると車が横滑りしてしまいます。すると、制御不能になるため、事故を招く可能性があるわけですね。
それを避けるために、ESCと呼ばれる横滑り防止装置があります。これは、走行中に横滑りを感知すると、それぞれの車輪に適切なブレーキをかけて体勢を維持する仕組みとなっています。
なので、カーブ時に遠心力で外側に飛び出すアンダーステアや、内側に曲がりすぎるオーバーステアなどを防ぐことができるわけです。
こういった横滑り防止装置があると、対人・対物・搭乗者傷害保険などから5%ほどの割引を受けることができます。
イモビライザー
イモビライザーとは、車両の盗難を防ぐための装置です。電子的にキーを照合するシステムで、専用のキーでないとエンジンが始動しない仕組みとなっています。
なので、合鍵などを複製しても、エンジンが掛かりません。
車両盗難のリスクを大幅に減らすことができるので、車両保険の保険料を割引きしてもらうことができます。保険会社にもよりますが、5%ほどの割引を受けることができるようです。
車両保険は高額になりやすいですから、こういった割引制度があるのは嬉しいですね。