正しい自動車保険の選び方について
ツイート自動車保険を選ぶときには、何を基準にするべきでしょうか?お金が絡んでくることですから、出来るだけ安くしたいというのが本音だと思います。
しかし、料金だけで決めてしまうと、いざ事故を起こしたときに、十分な補償が受けられないかもしれません。
保険の対象外の事故を起こしてしまうと、数十万〜数百万円を自腹で払う必要があります。保険料をケチって補償が受けられなかったら、本末転倒ですよね。
だから、失敗することの無いように、自分に合った自動車保険を選ぶようにしてください。
自動車保険の選び方に関しては、以下のようにすると良いでしょう。
- 車を使う用途を明確にする
- 必要な保険の種類を決める
- 複数の保険会社を比較する
- 保険会社の経営状態をチェックする
これらの流れを意識すれば、自分に合った保険を見つけることができるはずです。
1.車を使う用途を明確にする
まずは、自分が何のために車を使うのかを考えてください。人によっては通勤や通学で毎日乗る人もいるでしょうし、休日にしか乗らない人もいるかもしれません。
こういった用途を明確にしておかないと、必要な保険を選ぶことができません。また、不要な特約などを入れてしまうことも無くなるので、保険料を最小限に抑えることができるわけです。
何も考えずに保険を決めてしまう人が多いですから、事前によく考えるようにしてください。
- どんな時に使うのか?(休日のみ、毎日)
- 誰が乗るのか?(自分だけ、家族、友達)
- 運転する人の年齢層は?(年齢が高いほど安くなる)
最低でも、上記の内容は確認するべきですね。年間の走行距離が少なければ、保険料を安くするプランなどがあります。また、運転者を限定したり、年齢層を絞ることでも割引を受けることができるわけです。
これは大切なことですから、しっかりと考えるようにしてくださいね!
2.必要な保険の種類を決める
車を使う用途が明確になったら、加入するべき保険内容を決めましょう。自動車保険は複数の保険を組み合わせるものですから、自分にとって必要なものだけを選んでいきます。
なかでも、必ず加入するべきなのは、以下の4つの保険です。これらは「基本補償」と呼ばれるもので、これさえ加入しておけば事故の大部分はカバーできるようになります。
対人賠償保険 | 事故により他人を死傷させた場合に、補償を受けることができる。 |
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対物賠償保険 | 事故により物品を壊した場合に、補償を受けることができる。 |
搭乗者障害保険 | 自分や搭乗者が事故で死傷した場合に、補償を受けることができる。(あらかじめ決められた定額の支払い) |
人身傷害補償保険 | 自分や搭乗者が事故で死傷した場合に、補償を受けることができる。(過失割合に関係なく損害が補償される。) |
これら以外の保険は、用途に応じて加入を検討しましょう。
無保険車傷害保険 | 事故の相手が保険に未加入だった場合、補償を受けることができます。 |
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車両保険 | 事故や盗難、いたずらなどによって車が損壊した場合、補償を受けることができる。 |
上記の2つは、余裕があれば入っていくと良いですね。特に、無保険車傷害保険は大切です。無保険の人なんているのかと思いますが、全体の1割ほどの人が自動車保険に未加入のようです。
だから、万が一に備えて、加入しておくと便利でしょう。ただ、保険料が高くなってしまうので、自分の懐具合と相談してみてください。
3.複数の保険会社を比較する
加入するべき保険が決まったなら、次は保険会社を決めなくてはいけません。この時には、複数の保険会社を比較してください。
実は、同じ内容の保険であっても、会社によって料金が全く異なることがあります。数万円の差になることもありますから、しっかりと比較することが大切です。
そこでおススメなのが、自動車保険の一括見積りサービスです。自分の条件を入力することで、複数の保険会社の見積りを一括で請求することができます。
一番安い会社が一目瞭然ですから、使わないと損だといえますね。もちろん無料ですから、使ってみてください。
4.保険会社の経営状態をチェックする
自分の希望に合った保険会社が見つかったら、念のため経営状態もチェックしておきましょう。もしも保険会社が倒産してしまうと、保険金が支払われない可能性があります。
そのために、企業の格付けを確認してください。格付けとは、企業の債務履行能力を評価したもので、信頼できる第三者機関によって公開されています。
ここで経営状態の良い保険会社を選んでおくことで、倒産のリスクを最小限に抑えることができるでしょう。
日本の保険会社は優良企業が多いですが、念のため確認しておいて損はありません。
まずは、保険会社で見積もりを取ってみてください。2〜3社に絞り込むことができれば、どれが自分に最適なのかを見分けることができるはずです。
決して安さだけで選ぶのではなく、補償内容と料金のバランスで考えるようにしましょう。