結婚した時の自動車保険の選び方。運転者と年齢を限定して割引を受ける
ツイート結婚をすると、夫婦で一台の車に乗るといった家庭が多いと思います。それぞれに車を持つのは大変ですし、特に都心部だと駐車場代が高くなるので一家に一台が普通でしょう。
そういった時には、加入する自動車保険のプランを見極めるようにしてください。
独身時代から車に乗っていた人は、配偶者のためにプランを変更しないと補償が受けられないかもしれません。
事故によって新婚生活が台無しになる可能性があるので、十分に注意をする必要があります。
■必ず加入するべき保険
- 対人賠償保険
- 対物賠償保険
- 搭乗者傷害保険
- 人身傷害補償保険
対人賠償保険
事故によって他人を死傷させてしまった時に、損害を補償するための保険です。また、自分の車の同乗者も補償してくれるので、絶対に必要な保険となりますね。
特に、死亡事故などを起こしてしまうと、損害賠償が億単位となることがあります。そういった時だと、自賠責保険だけでは足りません。
保険金を無制限に設定しておけば、大きな事故を起こした時でも安心です。
対物賠償保険
事故によってモノを壊した時に、それを賠償するための保険です。たとえば、相手の車の修理費であったり、信号機やガードレール、電柱などを弁償する費用などを補償してもらうことができます。
これも、対人賠償保険と並んで、最重要だとされています。
対物賠償だと高額にならないと思っている人がいますが、お店に突っ込んでしまった時などは大変です。お店の修繕費や営業損失なども補償しないといけないので、1億円を超えてしまう場合があります。
そういった時に備えて、対人賠償保険も無制限に設定することをおススメします。
搭乗者傷害保険
これは、自分の車の運転者や同乗者が死傷した時に補償を受けられる保険です。対人賠償保険では、運転者の補償はありません。なので、自分を守るための保険として、必ず加入しておいてください。
自損事故や過失100%の事故でも補償が受けられるので、どんな事故が起きた時でも安心することができるでしょう。
補償額に関しては、あらかじめ設定した金額を受け取ることができます。
人身傷害補償保険
こちらも、自分の車の運転者や同乗者が死傷した時に補償を受けられる保険です。搭乗者傷害保険との違いは、損失のすべてを補償してもらえるということですね。
車同士の事故だと、自分の過失分は自己負担となってしまいます。そういった時にでも、上限の範囲内で損害の全額を補償してもらえるわけです。
搭乗者傷害保険とは別に補償されるので、加入しておくことをおススメします。
保険料を安くするためには?
夫婦で自動車保険に加入するときには、保険料を安くできる方法があります。大幅に割引が受けられるので、ぜひ活用してみてください。
運転者を限定する
保険会社の多くは、運転者を限定することで保険料の割引を行っています。「運転者限定特約」というものがあり、これを付帯すれば保険料が安くなるわけですね。
そして、夫婦で車を運転するのであれば、「運転者本人・配偶者限定特約」を付帯しましょう。これは、運転者を記名被保険者とその配偶者のみに限定する特約です。
補償内容を全く変えずに保険料を節約できるので、非常におススメだといえます。
年齢条件を指定する
夫婦の年齢が近いのであれば、「運転者年齢条件特約」を付帯してください。これは、運転者の年齢を限定することで、保険料を割引する制度です。
「21歳以上」「26歳以上」「30歳以上」などと設定できますが、年齢層が高くなるほど保険料が安くなっていきます。
夫婦で年齢が若い方に合わせて、年齢条件特約を付けましょう。
以上の2つを行うだけで、保険料を数十%以上も安くすることができるはずです。家計を助けることにもなりますから、一度見積りを取ってみてください。