任意保険の入り方の流れ。車を購入したら保険に加入しよう
ツイート車の保険には、自賠責保険と任意保険の2種類があります。自賠責保険は絶対に加入しなくてはいけないですが、任意保険への加入は自由です。任意保険の加入率は、全国で約87%というデータがありますね。
必ずしも入る必要はありませんが、自賠責保険の補償内容では満足とは言えません。相手を死亡や後遺障害にさせてしまうと、億単位の損害賠償が発生する可能性があるからです。
なので、任意保険にはできる限り加入することをおススメしますね。ここでは、任意保険の加入の流れを紹介します。
任意保険には2つのタイプがある
任意保険は、「代理店型」と「通販型」の2つの種類に大別されます。保険商品の内容に大きな違いはありませんが、販売方法が異なっていますね。
分かりやすく表にすると、以下の通りです。
代理店型 | 通販型 | |
---|---|---|
補償内容 | 内容に大きな差はない | |
保険料 | 高い | 安い |
申し込み方法 | 担当者に相談しながら決める | 自分で複数の業者と比較して決める |
事故対応 | 対面によるサポート | 電話でのサポート |
保険料の差
まず、大きな差となるのが、保険料についてです。同じ補償内容にすると、通販型の方が3割以上安くなることが多いですね。場合によっては、半額程度にまで下がることもあります。
なぜこんなに安くなるのかというと、代理店を設けていないからです。代理店を経由せずにインターネットで直接申し込みをするので、中間手数料が一切かかりません。
また、代理店のテナント料や人件費、光熱費なども省くことができますから、それだけコストを抑えることができるということです。
こういった理由から、通販型の自動車保険は安いということになります。
申し込み方法
代理店型の自動車保険だと、担当者に相談をしながら補償プランを組み立てることができます。なので、保険の知識に乏しい人であっても、安心して契約が可能ですね。
ただし、担当者の言いなりになっていると、余計な特約を付けてしまって保険料が高くなる可能性があります。
一方、通販型だとネットで申し込みをするので、補償プランを自分で考える必要があります。初めて契約をする場合だと、不安になってしまうでしょう。コールセンターで相談することもできますが、対面で相談したい人には向いていませんね。
でも、契約は24時間の受付なので、時間が無い人でも自宅から手軽に契約することができます。
事故対応
交通事故を起こしたときの対応にも、かなりの差があるようです。
代理店型だと担当者が事故現場まで駆けつけてくれたり、今後の対応を自宅まで説明しに来てくれたりします。大手の損保会社なら、かなり充実したサポートを受けられることが多いですね。
一方、通販型では、電話対応が基本となります。担当者が、直接来てくれることはありませんね。ただし、示談の代行から保険金の支払いまでは、問題なくやってくれるので安心してください。
保険料を節約するなら通販型がおススメ!
車のディーラーや中古車販売店は、自動車保険の代理店も行っています。なので、新しい車を購入すると、その販売店で任意保険の契約もするのが一般的です。その方が楽ですから、車と保険の手続きを一緒に行うわけですね。
そのため、任意保険加入者の90%ほどが、代理店型で契約しています。無意識に契約しているので、代理店型だと気付いていない人がほとんどでしょうが。
それでも問題ないのですが、保険料が高くなるのがデメリットです。
先述の通り、同じ補償内容であれば、代理店型よりも通販型の方が保険料は安くなります。保険料を節約したいと思うのであれば、通販型で契約を行いましょう。
ネットだと複数の業者で見積もりを取れるので、さらに安い業者を見つけることができます。業者によって保険料に差がありますから、必ず複数の業者を比較してください。
通販型の加入者は10%ほどしかいないので、まだまだ知名度が低いです。でも、毎日のようにテレビCMを流していますし、加入者はどんどん増えていくでしょうね。
任意保険の契約の流れと必要書類など
任意保険に加入するためには、以下のような流れとなります。
- 車の契約をする
- 車検証の発行
- 任意保険の申し込み
- 納車と保険の開始
任意保険の契約時には、車検証が必要です。なので、自分で任意保険の手続きを行う場合には、販売店から早目に車検証を発行してもらうようにしてください。納車までに保険の手続きをしないと、保険の開始日が間に合わなくなってしまいます。
保険の開始日は、申し込みから1週間後以降になることが多いです。だから、それに合わせて納車日を調節しましょう。納車日と保険の開始日が、同一になるのが最も望ましいですね。
早く車に乗りたいからといって納車を急ぐと、無保険の期間ができてしまいリスクが高いです。事故を起こすと目も当てられないので、余裕をもって納車日を決めるようにしましょう。
手元に車検証が届いたら、自分が選択した保険会社で契約の手続きを行ってください。原本が無くても、コピーをメールやFAXで送ってもらえば問題ありません。車検証と免許証、印鑑があれば、申し込みができます。