車の購入時に任意保険に加入するタイミングとは?
ツイート新しく車を購入する場合、任意保険の契約もしなくてはいけません。販売店は保険の代理店も兼業していることが多いので、車と一緒に保険の契約を済ませるのが一般的ですね。
しかし、車の販売店は保険の知識が薄い傾向にありますし、保険料も通販型と比べると高くなってしまいます。なので、保険は別で契約したほうが、色々とメリットが多いでしょう。
自分で保険の契約をするなら、保険の始期日と納車日を同じ日にしてください。無保険の期間ができてしまうと、事故が起きても補償されなくなってしまいます。
新車で車を買うとき
ディーラーで新車を買う時には、納車までに数カ月かかるのが一般的です。時間に余裕がありますから、それまでに保険の契約を済ませておきましょう。色々な会社で見積もりを出してみて、最も安いところを選ぶのが良いですね。
インズウェブなどのサービスを利用して、保険の見積もりを依頼してください。
ただ、自動車保険の契約には、車検証が必要となります。車が納車されていないと、車検証も手元に届きません。なので、ディーラーに車検証のコピーを送ってもらいましょう。
新車が納車されるまでの流れは、次のようになっています。
- 新車の購入契約をする
- メーカーからディーラーに新車が納品される
- ディーラーが新車登録をして、車検証とナンバープレートを発行する
- 数日後に契約者に納車される
納車の数日前には、車検証が発行されているわけですね。なので、コピーをFAXやメールを送ってもらえば、それで任意保険の契約をすることができます。
保険の契約時には、保険の始期日と納車日を合わせるようにしましょう。
古い車の等級を引き継ぐ
古い車から新しい車に乗り換える時は、今までの保険契約を引き継ぐことができます。「車両入替」という手続きを行えば、等級がリセットされることはありません。
新規で契約すると6等級からのスタートとなるので、保険料が割高となってしまいます。等級が上がっているのなら、しっかりと引き継ぐようにしてください。
セカンドカー割引を利用する
家族で複数台の車を所有しているなら、セカンドカー割引を利用することができます。新規で契約しても7等級からスタートすることができるので、最初から割引を受けることができるわけです。
新しい車のセカンドカー割引を適用する方法と、古い車の保険を新車に引き継がせて、古い車でセカンドカー割引を受ける方法とがあります。どちらが安くなるのかは等級や車のグレードによって異なるので、保険料を計算して比較してみると良いでしょう。
中古車を購入するとき
新しく中古車を購入するときには、新車よりも保険の手続きは簡単です。すでに車検証があるはずなので、その内容で保険の契約をすることができるからですね。まだ名義変更が済んでいなくても、保険の契約はできます。
なので、車検証のコピーをもらっておいて、納車までに契約をしておいてください。もちろん、保険の始期日と納車日を合わせることを忘れてはいけません。
そして、車検証の名義変更が完了したら、新しい車検証を保険会社に再提出すればOKです。
納車後に保険の契約をするのは危険
忙しくて時間が無かったり、車検証のコピーをもらうのが面倒な人は、納車後に保険の契約をしようと考えるかもしれません。事故なんて滅多にするわけではないですし、少しくらいの間隔が空いても良いと思ってしまうわけですね。
しかし、仮に交通事故を起こしてしまった場合、億単位の損害賠償を負ってしまう可能性があります。
下の表は、実際にあった高額賠償の判決です。
- 5億843万円(死亡)
- 3億7,829万円(後遺障害)
- 3億6,756万円(後遺障害)
これほどの賠償を個人で支払うのは、ほぼ不可能でしょう。
対物事故であっても、店などに突っ込むと億単位の賠償になることがありえます。無保険で運転することが、どれほど恐ろしいことなのかが分かりますよね。
ですから、車が納車されるまでに、任意保険の契約は済ませるようにしてください。