通販型と代理店型の自動車保険のメリット・デメリットを徹底比較

通販型と代理店型の自動車保険のメリット・デメリットを徹底比較

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テレビや雑誌などで、通販型自動車保険の広告を毎日のように目にしますよね。保険料の安さを前面に打ち出したコマーシャルで、加入者数を順調に伸ばしているようです。

 

2003年には通販型のシェアが2.9%だったのに対し、2014年になると6.6%にもなっています。今後も増加傾向にあるので、さらにシェアを伸ばしていくでしょう。

 

ダイレクト型の自動車保険のシェアが伸びている理由とは?

 

 

しかし、代理店型と比べると格段に保険料が安いので、不安に感じる人もいるかもしれません。やはり保険料が安い分、代理店型との違いがあるので知っておくべきですね。

 

ここでは、通販型と代理店型の自動車保険を比較してみました。

 

通販型と代理店型の自動車保険のメリット・デメリットを徹底比較

 

通販型のメリット・デメリット

 

メリット

 

通販型の最大のメリットとしては、保険料の安さが挙げられるでしょう。代理店型と比べると、2〜3割ほど安くなることが多いです。補償内容によっては、半額くらいになることもあります。

 

なぜここまで安いのかというと、徹底的なコストカットをしているからです。自動車保険の保険料は、以下の2つの要素に分けられます。

 

純保険料 保険金の支払いに充てられる
付加保険料 人件費や広告費などの運営費用に充てられる

 

通販型は代理店を持っていないので、「付加保険料」に相当する部分が圧倒的に少ないわけですね。そのため、保険料を最大限に安くすることができます。

 

保険金の原資となる「純保険料」は減っていませんから、保険金が支払われないということもありません。

 

 

さらに、「リスク細分型」を取り入れていることでも、保険料の節約になっています。これは、危険度の低いドライバーほど、保険料を安くする仕組みのことです。よって、リスク要因が低ければ、それだけ安く保険に加入することができます。

 


リスク細分型とは、ドライバーの危険度に応じて保険料が変動するシステムのことです。簡単に言ってしまうと、事故を起こす可能性が低い優良ドライバーの保険料を安く、事故の可能性が高い危険ドライバーの保険料を高くするということですね。

 

引用:リスク細分型自動車保険とは?

 

 

また、ネットを使って見積もりや申し込みができるので、24時間いつでも契約をすることができます。夜の仕事をしている人や代理店に足を運ぶ時間が無い人でも、気軽に利用できるメリットがあるでしょう。

 

 

デメリット

 

通販型のデメリットとしては、「自分で決めなくてはいけない」ということがありますね。自分で必要な補償内容を見極めて、申し込みをしなくてはいけません。保険の知識がない人だと、どれにするべきか迷ってしまうことも多いです。

 

適当に選んでしまったら、無駄な特約などを付けすぎて保険料が高くなることもあり得ます。

 

 

また、「事故対応の簡素さ」もデメリットといえますね。事故をしたときに保険会社に連絡をすると、オペレーターがその後の流れについて解説してくれます。

 

しかし、実際に現場まで来てくれるわけではありません。あくまでも、自分の力だけで対処しなくてはいけないわけです。初めての事故の場合だと、少し心細く感じてしまうと思います。

 

 

他にも、事故歴がある人は契約を断られることもあるようです。リスク細分型の仕組みを採用しているので、リスクが高いと判断されると契約自体ができません。だから、通販型は使う人を選ぶ保険だといえます。

 

 

通販型自動車保険に向いている人

 

  • とにかく安さを最優先としている
  • 分からないことは自分で調べることができる
  • ネットからの申し込みに抵抗がない
  • 代理店の担当者とのやり取りが面倒
  • 自動車保険の基本的な知識を持っている

 

人任せにせず自分で動くことができる人は、通販型自動車保険に加入しても問題ないでしょう。

 

 

代理店型のメリット・デメリット

 

保険代理店を通して契約するのが、代理店型と呼ばれるタイプの自動車保険です。代理店の担当者と相談しながら決められるので、知識のない人でも自分に合った補償内容を決めることができます。

 

保険代理店には、保険を販売を専門としている「プロ代理店」と、ディーラーや修理工場などの「兼業代理店」があります。兼業代理店だと専門知識が無かったりするので、相談するときには注意が必要ですね。

 

 

メリット

 

代理店型のメリットは、担当者と話し合ったうえで補償を決められることです。保険のプロに相談できますから、一人一人に合ったプランを考えてもらえます。初めての自動車保険でも、安心して契約することができるでしょう。

 

また、「きめ細やかなサポート体制」も魅力の一つです。事故を起こした時にも、現場まで代理店の担当者が駆けつけてくれたりします。そして、その後の対応まですべてを任せることができるわけです。

 

特に、現場の保全を正しく行わなければ、示談交渉の際に過失割合を正しく算出することができません。代理店だとそこまでも行ってくれるので、賠償金が少なくなるように動いてくれますね。

 

 

デメリット

 

通販型よりもサポートが充実しているので、やはり保険料が高くなってしまいます。サポート体制に価値を感じるのであれば、料金は気にならないかもしれません。これは、人によって感じ方が変わってくるでしょう。

 

また、ディーラーや修理工場などの兼業代理店だと、あまり良い対応が受けられないことが多いです。保険を専門に扱っているわけではないので、サポートに力を入れていないからですね。

 

保険の知識も乏しいために、最適な補償内容を提案してもらえないこともあります。

 

 

代理店型自動車保険に向いている人

 

  • コストよりも事故対応を重視したい
  • 自動車保険に関する知識が全くない
  • 自分で補償内容を決めるのが面倒
  • 事故対応などをすべて丸投げしたい

 

面倒なことは一切やりたくないという人だと、代理店型の自動車保険に入ったほうが良いでしょう。事故が起きても安心して任せられますし、ストレスを感じることもありません。

 

 

 

以上、通販型と代理店型について比較してみました。どちらか一方が優れているのではなく、それぞれに特徴があります。なので、自分に合った方を選ぶことで、メリットを感じられるはずです。

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