地域別で自動車保険料が変わるのはなぜなのか?

地域別で自動車保険料が変わるのはなぜなのか?

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自動車保険の見積もりをするときに、住んでいる地域について入力する項目があります。何気なく入力しているかもしれませんが、これも保険料の決定に大きな影響があります。

 

実は、同じ補償内容であっても、地域によって保険料が異なります。これは、保険会社が地域別の料率を設定しているからですね。そのため、地域が違うだけで最大で1.5倍ほど保険料が変わることがあるわけです。

 

ここでは、地域別に保険料が変わる仕組みについて紹介します。

 

地域別で自動車保険料が変わるのはなぜなのか?

 

リスク細分型の自動車保険について

 

最近の自動車保険は、ドライバーの潜在的な危険度によって保険料を決定しています。つまり、事故をしやすい人の保険料を高く設定し、事故をしにくい人の保険料を安くするわけですね。

 


リスク細分型とは、ドライバーの危険度に応じて保険料が変動するシステムのことです。簡単に言ってしまうと、事故を起こす可能性が低い優良ドライバーの保険料を安く、事故の可能性が高い危険ドライバーの保険料を高くするということですね。

 

引用:リスク細分型自動車保険とは?

 

ドライバーを様々なリスク要因で分類して、最終的な保険料を決めています。その項目の中に、「住んでいる地域」も含まれているわけです。

 

事故が起きやすい地域に住んでいる人は、保険料が高くなる可能性があるでしょう。

 

 

地域別料率について

 

交通事故の統計を見てみると、地域によって事故の発生率は大きく異なります。これは、交通事故の件数や交通量の多さ、道路の広さ、気候条件や県民性などが影響するからですね。

 

たとえば、北海道や東北地方においては、冬になると雪が積もりますし道路も凍結してしまいます。なので、温暖な地域と比べると、どうしても事故が起きやすくなってしまうでしょう。

 

また、県民性に関しては、愛知県の運転マナーが特に悪いそうです。「名古屋走り」と呼ばれる言葉もあるほどで、愛知県は他県の人からは信じられないほど運転が荒っぽいと言われています。

 

運転が荒い県のワースト1位は愛知県!名古屋走りの実態とは?

 

実際に、愛知県の保険料率は日本全国でもトップとなっていますね。

 

 

一方、沖縄県や岩手県、島根県などは、保険料が安くなっている地域です。事故件数や人口が少ない地域ほど、保険料は安くなりやすいといえます。

 

特に、沖縄県は「沖縄料率」と呼ばれ、全国でもダントツで保険料が安いことで知られています。

 

沖縄県は任意保険の加入率が52.9%しかなく、全国でも最低の結果です。なので、保険の加入者を増やすために、沖縄は特に料率を低く設定しているのかもしれません。

 

保険業法では、地域別の保険料率格差は1.5倍が上限と定められています。

 

 

引っ越しをすると保険料も変わる

 

地域によって保険料率が異なることは説明しましたが、引っ越しをすると保険料も変わってしまいます。保険会社に連絡をすることで、残りの期間の保険料が再計算されるはずです。

 

保険料が高い地域への引っ越しだと、そのままで放置してしまう人がいるかもしれません。ただ、それだと事故をした場合に、保険金が出ない可能性があります。その地域の保険料を払っていないわけですから、保険会社も厳しい対応をしてくるでしょう。

 

後で面倒なことになってしまうので、住所変更の手続きは必ず行うようにしてください。

 

 

都道府県別の平均保険料ランキング

 

順位 都道府県 平均保険料 順位 都道府県 平均保険料
1 愛知県 53,698円 25 愛媛県 46,020円
2 岐阜県 51,867円 26 福島県 45,857円
3 北海道 50,489円 27 奈良県 45,780円
4 大阪府 50,158円 28 宮城県 45,680円
5 京都府 50,027円 29 栃木県 45,254円
6 福岡県 49,828円 30 山梨県 45,214円
7 佐賀県 49,710円 31 福井県 45,097円
8 鳥取県 49,653円 32 埼玉県 45,093円
9 熊本県 49,573円 33 徳島県 44,982円
10 大分県 48,991円 34 岡山県 44,831円
11 東京都 48,536円 35 青森県 44,699円
12 兵庫県 48,410円 36 富山県 44,370円
13 石川県 48,027円 37 高知県 44,322円
14 三重県 48,007円 38 香川県 43,769円
15 広島県 47,990円 39 鹿児島県 43,693円
16 静岡県 47,551円 40 和歌山県 43,684円
17 千葉県 47,042円 41 新潟県 43,668円
18 滋賀県 47,022円 42 長野県 43,435円
19 秋田県 47,020円 43 山形県 43,231円
20 茨城県 46,857円 44 群馬県 43,212円
21 神奈川県 46,710円 45 島根県 42,368円
22 山口県 46,596円 46 岩手県 41,346円
23 長崎県 46,362円 47 沖縄県 38,770円
24 宮崎県 46,115円      

引用:保険スクエアbang

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