ソニー損保の「おりても特約」とは何か?出先でのトラブルを補償します

ソニー損保の「おりても特約」とは何か?出先でのトラブルを補償します

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スキーやキャンプなど、車でレジャーに出かける人は多いでしょう。そういった時には、出先で何かしらのトラブルに巻き込まれることも少なくありません。自分が怪我をするだけならまだしも、他人に損害を与えてしまうと困ったことになります。

 

治療費などの損害賠償を請求されてしまったら、当事者間で揉めてしまうことになるはずです。そんな時に役に立つのが、ソニー損保の「おりても特約」です。車での出先のトラブルを補償してくれるので、自動車保険としては珍しいですね。

 

ここでは、おりても特約について解説をします。

 

ソニー損保の「おりても特約」とは何か?出先でのトラブルを補償します

 

おりても特約の概要

 

ソニー損保の「おりても特約」は、3つの特約がセットになって販売されています。どれかを単体で付帯することはできないので、注意してください。セット内容としては、次の通りです。

 

  • おりても傷害特約
  • おりても身の回り品補償特約
  • おりても賠償責任補償特約

 

同居の親族が所有する車にも適用されるので、1つ付帯しておけば家族全体に適用することができます。

 

 

補償内容となるのは、「車で出かけていて車を降りた時」のトラブルについてです。なので、電車や徒歩で移動中の事故に関しては、補償の対象外となります。また、記名被保険者が法人の場合には、付帯することはできません。

 

日常生活での補償が必要なら、「日常事故解決費用特約」を付帯すれば車に乗らない日のトラブルにも対処できるでしょう。

 

 

おりても特約の補償内容について

 

おりても傷害特約

 

車での出先で自分が怪我をしたときに、補償をしてもらえる特約です。たとえば、「スーパーの駐車場で転倒した」「スノーボードをしていて木に衝突した」などで怪我をしたときに補償されます。

 

 

補償範囲としては、次の通りですね。

 

死亡保険金 1名ごとに保険金額の全額
後遺障害保険金 程度に応じて保険金額の4〜100%
入院保険金 入院1日ごとに契約の入院保険金日額
手術保険金 手術内容に応じて入院保険金日額の10〜40倍の額
通院保険金 90日を限度に通院保険金日額

 

事故日から180日以内に上記の状態となったときに、保険金が支払われることになります。

 

 

補償範囲を選択できるようになっていて、4つのタイプが用意されていますね。

 

本人型 記名被保険者のみ補償
夫婦型 記名被保険者とその配偶者を補償
家族型 記名被保険者とその配偶者、同居の親族を補償
家族型(配偶者除く) 記名被保険者と同居の親族、別居の未婚の子を補償

 

 

おりても身の回り品補償特約

 

出先のトラブルで、持ち物が破損したときに補償を受けることができます。契約車両や家族の所有する車での移動が対象となるので、家族旅行などによる物品の損害に対して有効ですね。

 

たとえば、「ゴルフ中にクラブが折れてしまった」「サーフボードを落として割ってしまった」などのケースで使用することができます。

 

 

ただ、免責金額5,000円が設定されるので、多少の自己負担は免れません。それでも、最大で10万円まで補償されますから、非常にメリットのある特約だといえるでしょう。

 

全損の場合 時価額−5,000円(免責金額)を補償
分損の場合 修理費−5,000円(免責金額)を補償

 

全損というのは、修理費が時価額を超えた場合のことを指します。一方、分損とは修理費が時価額未満のことを指しますね。

 

 

また、この特約には「車両積載動産特約」も自動付帯されているようです。事故で車内の物品が破損した時に補償するものですから、車内外どちらでも補償されることになります。

 

物品の破損が車内なのか車外なのかを判別するのは難しいですから、両方を補償するためにこういった対処が取られているのでしょう。

 

 

おりても賠償責任補償特約

 

出先のトラブルによって、他人に怪我をさせたり他人の財物を破損した時の補償です。法律上の賠償責任を負ってしまった時に、保険金が支払われます。

 

たとえば、「旅先で花火をしていて他人を火傷させた」「サービスエリアでぶつかって他人のカメラを壊してしまった」といった時に適用することができます。

 

自分への被害なら我慢できますが、他人に迷惑をかけるのはいけません。自分がいつ加害者になるかも分からないので、非常に心強い特約だといえますね。

 

おりても賠償保険金 1億円を限度に補償
その他費用保険金 示談交渉や裁判費用などを賠償費用とは別に補償

 

 

 

出先ではテンションが上がってしまうので、羽目を外してしまうことも少なくありません。そういった時に事故が起きやすいですから、何かあっても対処できることは嬉しいことですよね。

 

車で頻繁に遊びに行くような人は、おりても特約を付帯しておくと良いでしょう。

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