事故付随費用補償特約とは?ロードサービスとの違いなどを検証
ツイートドライブをしているときに、事故に巻き込まれてしまうことがあるでしょう。軽い事故なら良いのですが、車が大破してしまったら移動することができません。なので、レッカーやタクシーを呼んだりなどの費用が掛かってしまいます。
そういった時には、事故付随費用補償特約がおススメです。事故で車が走行不能になった場合に、それに付随する費用(帰宅や宿泊費用など)を補償してくれます。
ただ、同じような内容でロードサービスがありますよね。ロードサービスを利用すれば、すべてを無料で行ってくれる保険会社もあるようです。
なので、この特約はすべての人に必要なものではありません。ここでは、事故付随費用補償特約の内容とロードサービスとの違いなどを解説します。
事故付随費用補償特約の概要
車が走行不能になってしまうと、レッカー移動やタクシーの手配、遠方ならホテルへの宿泊などが必要になります。また、レストランや旅行などを予約していたなら、それらのキャンセル料なども掛かる場合があるでしょう。
このような費用を補償してもらえるのが、「事故付随費用補償特約」というわけです。
保険会社によって内容は異なりますが、一般的に以下の補償金額になっていることが多いですね。
臨時宿泊費用 | 1事故1名あたり1泊1万円を限度 |
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臨時帰宅費用 | 1事故1名あたり2万円を限度 |
搬送・引き取り費用 | 1事故10万円を限度 |
キャンセル費用 | 1事故50万円を限度(自己負担あり) |
キャンセル費用に伴う自己負担は、1,000円またはキャンセル費用の20%相当額のうち高い方となっています。
ロードサービスとの比較
特約の内容を見ると、ロードサービスと内容が重複していますよね。実際のところ、無料ロードサービスでも、事故付随費用補償特約と同等のサービスを提供している保険会社もあります。これらの違いは、保険会社によって異なっているようです。
たとえば、事故付随費用補償特約がなく、ロードサービスですべて行ってくれる会社もあります。また、ロードサービスでは制限を設けておいて、事故付随費用補償特約で補償範囲を拡大していることもありますね。
ちなみに、三井ダイレクトでは、以下のように定義されています。
事故付随費用補償特約 | ロードサービス | |
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費用対象 | 事故 | 事故・故障 |
事故・故障の程度 | 自力走行不能 | 自力走行不能 |
事故・故障場所 | 特になし | 自宅から50km以上遠方 |
限度額 | 帰宅2万円、宿泊1万円、搬送・引取10万円 | 帰宅2万円、宿泊1万円、車両搬送10万円 |
ロードサービスでは自宅から50km以上離れている場合のみで、事故付随費用補償特約では場所を問わずにサービスを提供しています。補償限度額においては、全く同じ内容となっていますね。
これを見て分かるように、サービス内容の違いといっても、そこまで大きな差はありません。わざわざお金を払ってまで、特約を付帯するメリットは少ないです。
だから、自分の保険会社のサービス内容を比較して、利点が感じられない人は付帯しなくても良いと思いますね。無駄な特約は外してしまった方が、保険料の節約につながるでしょう。