運転者限定特約とは何か?運転する人を限定して保険料を安くできる
ツイート運転者限定特約とは、契約車両を運転する人を限定することで保険料の割引きを受けることができる特約です。運転する人が少なくなるほど事故のリスクが下がるので、それだけ保険料が安くなることになります。
普通の一般家庭であれば、車を運転する人は決まっているはずです。そういった場合、運転者限定特約を付けることで保険料を最大で7%近くも安くすることができます。
ただし、条件外の人が運転して事故を起こした場合、補償の対象外となるので注意してください。
運転者限定特約の種類
運転者限定特約は、3段階に分かれています。自分の家庭環境に合わせて、最適な特約を選ぶようにしましょう。
運転者本人限定特約
運転者を契約者本人に限定する特約です。一人暮らしだったり、家族で免許を持っているのが自分だけといった状況なら、こちらの特約を契約しましょう。
運転者が一人に絞られるので、割引率は最大となります。
運転者本人・配偶者限定特約
運転者を契約者本人と配偶者のみに限定する特約です。こちらの特約が、最も契約数が多いと思います。本人限定よりも割引率は下がりますが、一般と比べると数%安くなります。
結婚して家庭を持っているなら、こちらの特約を契約した方が良いでしょう。
運転者家族限定特約
運転者を契約者本人とその家族に限定した特約です。子供も免許を持っているなら、この特約を契約しておいた方が良いでしょう。
ここでいう「家族」とは、同居している親族と別居の子供なども含みます。
■家族と認定される人
- 被保険者
- 被保険者の配偶者
- 被保険者や配偶者と同居している親族
- 被保険者と別居している子供(婚姻歴が無い子供)
注意したいのが、婚姻歴のある別居中の子供については、自動車保険における家族とはみなされないということです。離婚していてもダメです。だから、子供が実家に帰省して車を使った時に、事故を起こすと対象外となるので注意しましょう。
運転者限定特約を切り替えるべきケース
この特約は、本人のライフスタイルの変化に合わせて切り替えないといけません。結婚したり子供が免許を取ったりしたときに切り替えるのを忘れていると、補償の対象外となってしまうことがあるので注意しましょう。
結婚した時
独身時代から車に乗っていて「運転者本人限定特約」を契約したなら、結婚した時に契約を変更する必要があるかもしれません。
配偶者も免許に乗っていて車に乗るのであれば、「運転者本人・配偶者限定特約」に契約を変更しておきましょう。
そのままで車に乗っていると、配偶者が事故を起こした時に補償が受けられなくなってしまいます。
子供が免許を取った時
子供が18歳以上になって車の免許を取ったなら、「運転者家族限定特約」の契約を済ませておきましょう。免許を取ったばかりの子供は、車に乗りたくて仕方がないはずです。運転歴が浅いうちは事故の確率が高いので、注意しないといけません。
本人限定や配偶者限定のままだと、子供の事故への補償は対象外となってしまいます。
子供が独立した時
子供が独立して一人暮らしを始めたなら、本人限定や配偶者限定などに特約を変更しておきましょう。家族限定特約のままだと、無駄な保険料を払い続けることになります。
運転者の対象を狭くすれば、それだけ保険料を安くすることができるわけです。余計な費用を払うのは勿体ないので、早めに契約変更をすることをおススメします。