自賠責保険の37ヶ月と25ヶ月の期間は何のためにある?
ツイート自賠責保険に加入するときは、通常は24ヶ月で契約するのが一般的です。車検と同時に自賠責も更新しますから、2年ごとの車検に合わせて24ヶ月の契約とするわけですね。
商用車や貨物車などは、1年ごとの車検となるので、12ヶ月の契約となります。複数年契約だと安くなるので、24ヶ月や37ヶ月にする人もいるでしょう。
しかし、自賠責保険の料金表を見ると、25ヶ月や37ヶ月といった中途半端な契約期間が存在します。これが何を意味するのかを、調べてみました。
25ヶ月や36ヶ月の意味とは?
まず、自賠責保険の料金表を見てみましょう。
期間 | 普通車 | 軽自動車 |
---|---|---|
37ヶ月 | 40,040円 | 37,780円 |
36ヶ月 | 39,120円 | 36,920円 |
25ヶ月 | 28,780円 | 27,240円 |
24ヶ月 | 27,840円 | 26,370円 |
13ヶ月 | 17,310円 | 16,500円 |
12ヶ月 | 16,350円 | 15,600円 |
たしかに、「25ヶ月」や「37ヶ月」という中途半端な期間が存在していますよね。これは言いかえると、「2年+1ヶ月」・「3年+1ヶ月」ということになります。
この数字でピンとくるかもしれませんが、車検が影響しているわけです。車検の期間は、新車購入時で3年後、それ以降は2年後となっています。その期間に1ヶ月をプラスした期間が、自賠責保険に用意されているんです。
これは、車検と自賠責保険の有効期限が異なっているからですね。
車検 | 有効期限日の24時まで有効 |
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自賠責保険 | 有効期限日の12時まで有効 |
自賠責保険の方が、12時間も早く期限切れになるわけです。なので、有効期限日の12時以降は、車を運転することができません。
そのため、このタイムラグを解消するために、「車検日数+1ヶ月」という期間が用意されています。自賠責保険は日割りができないので、1ヶ月単位の加入となります。
37ヶ月の自賠責保険に加入するケース
新車で購入した際には、37ヶ月の自賠責に加入することになります。36ヶ月契約だと、3年後の車検時に自賠責が切れてしまうからですね。
車検を受けるためには、公道を走行しないといけません。なので、最終日の昼以降に車を運転できなくなるのは問題があります。
期限前までに車検を受ければ良いのですが、ギリギリになってしまう人もいるでしょう。そういった問題を避けるために、37ヶ月で契約する必要がありますね。
25ヶ月の自賠責保険に加入するケース
新車購入時に37ヶ月で契約しておけば、次回の車検時以降は24ヶ月の契約で問題ありません。すでに1ヶ月の余裕があるので、タイムラグが起きる心配はないためですね。
では、25ヶ月の契約は何のためかというと、「車検が切れてしまった時」に使います。自分の車が車検切れになったり、車検切れの中古車を購入するときには、再度車検を受ける必要があるでしょう。
そのときに、24ヶ月契約にすると、またタイムラグの問題が起きてしまうわけです。これを防ぐために、25ヶ月をするということですね。
ちなみに、13ヶ月の契約は、1年ごとの車検となる商用車や貨物車のためにあります。