天候や道路状況による車の運転時のリスクを解説!
ツイート同じ道を毎日走るとしても、その日によって道路の状況は異なります。
晴れや雨、雪などの天候、昼間や夜間などの時間帯など、慣れ親しんだ道であってもガラリと印象が変わってしまうわけです。
そのため、油断していると事故を招いてしまうかもしれません。
その日の道路状況によって違うリスクが変わってしまうので、十分に注意して運転を行うようにしましょう。
天候によって道路の状況は大きく変わる!
雨の日や雪の日など、天気が荒れている時には事故が起きる可能性が高くなります。視界が悪くなりますし、路面が滑りやすくなっているので、ハンドル操作が難しくなるからですね。
また、晴れの日であっても安心してはいけません。どんな時にも危険がありますから、覚えておくようにしましょう。
晴れの日
空に雲が無く晴れ渡っている時には、ドライブに出かけたくなりますよね。視界も良好ですから、運転時の危険も少ないように思えます。
でも、日差しが強い日だと、アスファルトに太陽が反射して前が見えなくなってしまいます。信号の判別も難しくなるので、赤信号で交差点に進入してしまうかもしれません。
さらに、晴れている時は、日陰と日向のコントラストが激しくなります。すると、日陰にいる歩行者を見つけづらくなってしまうので、注意が必要ですね。
そのため、直射日光が強い日であれば、サングラスなどを着用して運転することをおススメします
雨の日
雨が降って路面が濡れていると、摩擦係数が急激に下がるので滑りやすくなります。なので、晴れの日と同じように運転していたら、スリップして驚いてしまうかもしれません。
そして、スピードを出しすぎると、タイヤと路面の間に水が入り込んで「ハイドロプレーニング現象」を引き起こします。こうなると、ハンドル操作やブレーキが効かなくなってしまうので、車が制御不能となって危険です。
また、雨脚が強い日だとフロントガラスが水しぶきで覆われてしまって、前が見えにくくなることがあります。なので、古いワイパーを交換したり、防水クリームなどを塗っておくようにしましょう。
一番の安全対策としては、スピードを出しすぎないことですね。ゆっくり走っていれば何が起きても冷静に対処できますし、スリップしてしまう心配はありません。
雪の日
近年は、東京や大阪などの大都市でも、雪が積もることが増えましたよね。北海道や東北などの雪国だと当たり前ですが、それ以外の地域だと雪道に慣れている人は少ないでしょう。
急な雪だとタイヤチェーンやスタッドレスタイヤを準備できないでしょうから、出来るだけ車に乗らないことが大切ですね。
どうしても車に乗る必要があるなら、以下で説明する方法を参考にしてください。
まず、早朝や日暮れ時には、路面が凍結していることがあります。ですから、急発進や急ブレーキ、急ハンドルなどの行為をすると、スリップしてしまう可能性が高いです。特に、橋の上は雨風にさらされているので、凍結しやすいですから覚えておきましょう。
なので、走行時には普段よりも大目に車間距離を空けてください。スリップしても追突することが無いように、余裕を持たせることが大切ですね。
アクセルもゆっくり踏むようにして、出来るだけスピードを落とすことを心掛けましょう。
風が強い日
台風などで風が強い日も、運転には注意が必要です。
ミニバンやトールワゴン、ワンボックスなどの背が高い車だと、強風にあおられてハンドルを取られてしまうことがあります。
特に、橋の上やトンネルの出入り口、ビル街などでは注意が必要です。こういった場所では急に強風が吹いてくるので、気を抜いているとハンドル操作を誤ってしまいます。
車体が横に流されて、それを戻そうと急ハンドルを切って横転というのが事故のパターンです。さらに、雨や雪などが重なると滑りやすくなりますから、しっかりとハンドルを握ることが大切ですね。
強風に吹かれると怖いかもしれませんが、ゆっくりと走っていれば大丈夫です。横に流されても慌てることなく、ゆっくりとハンドルを戻すようにしてください。
道路状況によっても運転のリスクは変わる!
夜間の運転
夜になると、昼間とは道路の状況が全く異なります。
まず、真っ暗になるので、歩行者を発見しづらくなりますね。黒っぽい服を着ている人だと、直前まで見えないことがあります。また、見通しの悪い交差点などでは、急に歩行者や自転車が飛び出してくるので気を付けてください。
そして、「蒸発現象」にも注意が必要です。蒸発現象とは、対向車のヘッドライトによって前方が見えにくくなる現象のことです。特に、横断歩道にいる人などは、消えたように見えてしまいます。
ですから、しっかりと危険予測をして、歩行者がいそうな場所では徐行を心掛けてください。発見が遅れても、確実に止まれる速度で走ることが大切ですね。
渋滞の道路
ゴールデンウィークやお盆、年末年始などは、道路が混雑しますよね。高速道路でも車が進まないので、イライラしてしまう人も多いでしょう。
実は、こういった渋滞の道路でも、事故のリスクは非常に高いです。
車が多くて混雑している道路においては、視野が狭くなるというデータがあります。車の進むスピードが遅くて周りの景色も変わり映えしないので、つい周囲の確認を怠ってしまうわけです。
なので、車の陰に隠れている歩行者やバイク、合流をしてくる車などを見落とす可能性が高くなります。さらに、退屈して眠くなったり集中力も下がりがちなので、脳の機能も低下してしまうわけですね。
ですから、渋滞時であっても気を抜くことなく、安全確認を行いましょう。
高速道路
高速道路では、時速100kmほどのスピードで車が走っています。なので、ちょっとした接触でも大惨事になってしまう可能性がありますね。
注意するべきなのが、落下物についてです。高速道路上には、木材や鉄板、衣類や布団など、色々なものが落ちています。こういったものを踏んでしまうと、車がスリップしてしまうので気を付けましょう。
さらに、前の車を追い越そうと急加速したときに、先行車が急ブレーキを踏むと追突の恐れがあります。そして、それを避けるために急ハンドルを切っても、スピンや横転をしてしまうかもしれません。
他にも、雨が降ると先述した「ハイドロプレーニング現象」を引き起こしやすくなります。
高速道路には危険が多いですから、一般道よりも車間距離を多めに取ってください。スピードを出し過ぎなければ、何が起きても冷静に対処できるはずです。
以上、天候や道路状況における運転時のリスクについて紹介しました。
どんな時にもリスクはありますから、常に緊張感を持って車を運転してください。このページで紹介したことを意識していれば、事故を未然に防ぐことができるでしょう。