1日単位で自動車保険に入れる「ちょいのり保険」とは？

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自動車保険は年単位で加入するものですが、1日単位で入れる保険があります。それが、東京海上日動火災保険が販売している「ちょいのり保険」ですね。NTTドコモと東京海上が提携しているので、スマホから手軽に登録することができます。

 

2012年の発売と同時に、若い年齢層から絶大な支持を集めている保険ですね。自分では車を持っていないけれど、友達の車を借りたい時などに非常に便利です。

 

1日500円から利用できるので、かなりリーズナブルといえるでしょう。ここでは、ちょいのり保険について解説をします。

 

 

ちょいのり保険が役に立つケース

 

ちょいのり保険は、車を所有していない人を対象としたサービスです。なので、他人の車を少し借りたい時などに、利用するわけですね。

 

 

実家に帰ったときに親の車を借りることがあると思いますが、運転者限定特約を付けていると別居の子供は対象外となることがあります。運転者家族限定特約なら別居の子供も対象になりますが、結婚歴があると除外されるわけです。

 

また、親の車に乗れるとしても、車両保険が付いていないと不安になるかもしれません。ちょいのり保険には車両保険を付帯できるので、そういった時にもでも安心ですよ。

 

友達の車に乗るときでも、友達の保険を使うと迷惑が掛かってしまいます。なので、1日だけ自分で保険に加入することが望ましいです。

 

 

補償内容は充実している

 

1日だけの保険なので、補償内容に不安を感じる人がいるかもしれません。しかし、補償内容としては、一般の自動車保険と変わらないです。大きな事故を起こしても十分に対応できる内容なので、安心して利用することができるでしょう。

 

種類	補償内容
対人賠償保険	無制限
対物賠償保険	無制限
搭乗者傷害特約	1,000万円(一時金10万円)
自損事故傷害特約	死亡時限度額1,500万円
借用自動車の復旧費用補償特約	限度額300万円（免責15万円）
ロードアシスト	24時間365日対応
事故現場アシスト	24時間365日対応

 

プランとしては、「車両保険あり」「車両保険なし」の2つが選べるようになっています。

 

車両保険なし	500円
車両保険あり	1,500円

 

一般の自動車保険だと、車両保険を付けると大幅に保険料がアップしてしまいます。しかし、ちょいのり保険では、1,000円のプラスだけで済みますね。

 

 

ちょいのり保険の特徴

 

申し込みした当日から利用可能

 

ちょいのり保険は、スマホを利用して申し込みが可能です。NTTドコモ、au、SoftBankのスマートフォンで、「Android OS 2.3以上」か「iOS 5.0以上」の利用環境が必要となります。

 

自分の情報を事前登録しておけば、借りる車のナンバーなどを入力すれば申し込みができるようになりますね。

 

保険の適用は、午前0時から午後24時の24時間となっています。なので、22時から2時の4時間の利用であれば、2日間の申し込みが必要だということです。

 

1回の申し込みで、連続7日間までの登録ができます。

 

 

「1日自動車保険無事故割引」が適用される

 

将来的に車を購入して自動車保険に加入するときに、東京海上で割引が受けられるようになります。ちょいのり保険の利用者に対して、割引制度が設けられているからですね。

 

利用日数に応じて、最大20％の割引が受けられます。

 

利用日数	無事故割引率
	6等級(S)	7等級(S)
5〜9日	8％	2％
10〜19日	15％	4％
20日以上	20％	5％

 

また、利用条件としては、次の3つを満たす必要があります。

 

 

 

個人所有の自家用車のみの対応

 

車を借りるといっても、法人所有の車やレンタカーなどでは利用できません。また、バイクなどの二輪車も不可となっています。あくまでも、個人所有の普通自動車・軽自動車に限られるわけですね。（3ナンバー、5ナンバー、7ナンバー）

 

また、本人やその配偶者が所有する車でも、利用することができません。他人の車を借りる場合でしか利用できませんから、覚えておくようにしましょう。

 

 

 

最近は、若者の車離れが進んでいると言われていますから、今の時代にピッタリの保険ですね。2014年に累計利用者が100万人を超えたと発表されているので、これからもますます利用者は増えていくはずです。

 

ちょいのり保険があれば、気兼ねなく他人の車を借りることができますね。状況に合わせて、利用してみてください。