自動車保険のロードサービスで対象外になるケースとは?
ツイート自動車保険にはロードサービスが付いているので、路上でトラブルに遭った時には助けてもらうことができます。よくあるトラブルとしては、バッテリー上がりやタイヤのパンク、キーの閉じ込みなどですね。
大抵のトラブルは無料で対処してくれるので、非常に役に立つサービスだといえます。しかし、中には対象外となってしまう事例も少なくありません。ロードサービスがあるからといって安心していると、対象外の可能性があるので注意しましょう。
ここでは、ロードサービスにおける対象外について紹介します。
ロードサービスは契約車両のみの対象
自動車保険のロードサービスは、契約車両のみが対象となっています。なので、友達の車を借りてトラブルに遭った時などは、自分の保険のロードサービスを使うことができません。
友達が自動車保険に加入しているなら、その保険のロードサービスを呼ぶことができます。ロードサービスを使っても等級に影響はありませんから、気にせずに使うようにしてください。
一方、JAFに加入しているのなら、どんな車であってもロードサービスの対象となります。JAFは会員に対してサービスを提供しているので、他人の車を借りている時などでも対応してもらえるわけですね。
二輪車でも駆けつけてくれるので、会社の車や友達の車を運転する機会が多いのならJAFに加入しておいた方が良いかもしれません。
ロードサービスの対象外となるケース
横転・転覆
車が横転したり川に落ちたりした場合は、対応してくれない保険会社が多いです。クレーン車などの特殊な機材が必要なので、別途料金を請求されてしまったりしますね。
キーの紛失
自動車のカギを無くしてしまうと、ドアを解錠してもエンジンをかけることができません。なので、修理工場までレッカー移動してもらって、有料でスペアキーを作るといった流れになることが多いです。
もしくは、自宅にスペアキーがあるなら、自宅までレッカー移動してもらう方法もありますね。保険会社によってはレッカーも有料になることがあるので、注意しなくてはいけません。
チューリッヒなどでは、その場でスペアキーを作成するサービスがありますね。
スタック
雪道やぬかるみを走行していると、タイヤが空転して進めなくなることがあります。これは「スタック」と呼ばれる現象ですね。この場合にも、対応してもらえないことが多いです。
ロードサービスは、「事故や故障によるトラブル」に対応するものです。単純にタイヤがスタックした程度だと、事故とも故障ともみなされません。なので、非対応となっている保険会社が多くなっていますね。
ただ、公道でのスタックに限り、対応してくれる保険会社もあります。雪道の場合には、タイヤチェーンやスタッドレスタイヤを装着していることが条件となります。
会社によって対応が異なるので、コールセンターに問い合わせてみましょう。
二輪以上の脱輪・落輪
落輪に関しては、1本のみと規定されていることが多いです。2本以上のタイヤが落ちてしまうと、クレーン車などが必要となるからですね。
だから、車体の半分が用水路に落ちてしまったり、田んぼなどに入り込んでしまった場合には対処できません。
こういった時には、有料で対応してもらうか、JAFなどの専門業者を呼ぶ必要がありますね。
サービスカーが入り込めない場所
細い路地や山奥の道など、サービスカーが入れないと対応してもらえない可能性が高いです。こういった場所だと二次被害が起きる可能性がありますし、余計な手間も掛かるので避けられてしまいます。
また、離島などでも業者が無いために、非対応になることがありますね。他にも、通行禁止道路や季節的閉鎖道路など、法的に通行できない場所でも同じです。
ただ、普通に走行できる一般道なら問題ありませんから、ほとんどの人には関係ない話だと思います。
利用限度を超えてしまった時
ロードサービスには、回数制限が設けられていることが多いです。大抵の場合は、保険期間中に1回のみの対応となっていますね。なので、2回目以降は有料だったり、非対応になることがあります。
ただ、別のトラブルであれば、問題なく対応してもらえます。たとえば、1月にパンクで対応してもらっても、3月にバッテリー上がりになったときに対応してもらうことができるわけです。
同じ事例で年に2回以上はダメだということなので、こういったケースは非常に稀ですね。
地震、噴火、津波に起因する故障
自動車保険全般に言えることですが、地震や噴火、津波などが原因の故障は対象外となってしまいます。このような自然災害だと被害が広範囲に及びますから、すべてに対処することができないからですね。
また、自走不能なほどの被害を受けることが多いので、ロードサービスの意味がないという理由もあります。
以上、ロードサービスで対象外となるケースを紹介しました。何でも対応できるわけではありませんから、適用範囲について理解をしておいてください。