自動車保険に短期間(1ヶ月〜)だけ加入する方法とは?
ツイート通常、自動車保険は1年ごとに契約をするものです。継続して加入するのが当たり前なので、保険の見積もりを依頼しても、年単位の保険料を提示されることが一般的です。
しかし、短期間だけ車を保有することがあるでしょう。たとえば、友達から1ヶ月だけ車を借りていたりとか、仕事用に数ヶ月間だけ車を使うといった場合ですね。こういったケースで保険に入ろうとすると、どこも受け付けてもらえない可能性があります。
結論から言うと、短期間だけ自動車保険に加入することはできます。ただ、特殊な手順になるので、やり方を覚えておくようにしましょう。
短期間だけ自動車保険に加入する方法
ドライバー保険を利用する
一般的な自動車保険は、車を所有していなければ加入することができません。なので、誰かから車を借りている場合だと、加入を断られてしまうわけですね。
そういった時には、ドライバー保険に入りましょう。ドライバー保険とは、車を所有していない人のための保険です。各損保会社でドライバー保険が販売されていますし、補償内容も通常の自動車保険と遜色ありません。
ただ、ドライバー保険であっても、契約は1年単位であることが多いです。なので、必要な期間が過ぎたら、途中解約する必要があります。途中で解約してもペナルティなどはありませんので、安心して利用することができますね。
ポイントとしては、月払いで契約するということです。一括払いで途中解約した場合と月払いで途中解約した場合とでは、一括払いの方が保険料で損になってしまいます。
自動車保険には短期率という利率があり、解約返戻金の金額が決まっているわけです。たとえば、年額12万円の保険を8カ月で解約する場合、月払いだと8万円の支払いで済みますが、96,000円の支払いとなってしまうわけです。
16,000円の差が出てしまうので、月払いにすることを忘れないでください。
また、1日単位の契約であれば、東京海上日動の「ちょいのり保険」がおススメです。スマホから手軽に契約が可能で、1日500円から利用することができます。数日だけ他人の車を使う場合などに、利用すると良いでしょう。
友達の保険が適用できないか交渉する
友達の車を借りるのであれば、保険も一緒に使えないか交渉してみましょう。友達が任意保険に加入しているなら、運転者の限定を解除すれば他人が運転しても補償に加えることができます。
これが一番スムーズな方法ですから、交渉してみる価値はありますね。ただし、保険の内容を変更することで、友達の保険料が高くなる可能性があります。さらに、事故を起こして保険金を請求してしまうと、翌年から3等級ダウンになるわけです。
友達に迷惑をかける可能性があるので、事前に話し合いをすることが大切でしょう。保険料が上がった場合に差額を支払ってあげたり、金銭的な面で折り合いを付けなくてはいけません。
ちゃんとしないと友達関係が悪くなる可能性があるので、気を付けるようにしてください。
通常の自動車保険を短期間で解約する
車を自分名義で所有するのであれば、通常の自動車保険を契約することができます。ドライバー保険と同じように、1年契約をしてから途中解約をすればいいわけです。
その際には、月払いでの契約にしておいてください。先述の通り、短期率がありますから、月払いだと最小限の保険料で済ませることができます。
ただ、通販型の損保会社だと、月払いに対応していないことが多いです。代理店型の大手損保なら対応しているので、そちらで契約をしましょう。その際には、途中解約することを言わなくても構いません。
もしくは、車を保有していて短期間だけもう一台増やすといった場合は、今の任意保険で「他車運転特約」を付帯する方法もあります。この特約があれば、契約車両以外での事故も補償してもらえるので、新たに保険契約する必要はありません。
友達の車でも補償対象となりますから、非常に便利な特約ですね。補償内容に関しては、現在の保険の内容と同じとなります。なので、車両保険に入っていなければ、車の修理代などは補償されません。
そのため、車を借りている間だけは、車両保険を契約しておく方が良いでしょう。
以上、短期間だけ自動車保険に加入する方法を紹介しました。かなり特殊なケースですが、知識として知っておいて損はありません。短期間でも事故に遭う可能性があるので、保険だけはキッチリと加入しておいてください。